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パリの秋

足元に聞こえる枯葉の音。
マロニエが風に吹かれて歩道に散りゆく。
夕暮れのサンジェルマン。
サンミシェルの角を曲がり、ノートルダムが見えてくる。
右手にシェイクスピア書店。
歩き疲れてカフェに入る。
ヒーターの利いたビニールテントの下に座る。
熱いカフェを注文する。
顔なじみのギャルソンが、voila,どうぞ。
秋風が隙間から吹いてくると、まさにパリの秋だ。
何度この散歩を繰り返したものか。
何もせず、ただ座り茫然と時と遊ぶ。
たまには友人と他愛もない会話する。
座るのに飽きると、セーヌ沿いを散歩する。
何もする事はないので、近くのジャズライブに潜る。
ご機嫌なジャズはパリに似合う。
価値観がその人の分だけある国だから面白い。
単細胞日本とは反対。
さて秋が来ると、旅に出たくなる。
今度はパリに寝転ぶか。


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by lautrec2kagoshima | 2018-10-19 20:53
久しぶりにフランスに旅するんだけど。
ニースから始めるんだけど。
現地ガイド付きのリッチな個人旅行だ。
ニースからエズに行くんだけど。
彼女は22年前にエズを訪問したらしい。
ニースからのお勧めはビルフランシュだ。
小さな港町だけど、ジャンコクトーデザインの教会。
それに戯曲を書いたホテルウェルカムがある。
私は2回ほどその町を歩いた。
ミモザがきれいで、その黄色が旅人を歓迎してくれた。
その足でパリへ。
モンマルトルで似顔絵を描いてもらいたいそう。
いくらくらい?
観光客はたかられるから、5000円位で。
パリで歩きたいとの事。
シャンゼリゼもいいけど、やはりサンジェルマンですね。
カフェはどこに?
フロールやリップ、セレクト。。。。
やはりパリに暮らす感覚はカフェに座ることですよ。
何もせず、ただカフェに座ること。
彼女には最後のフランスらしい。
歩き回るのも楽しいけど、カフェやセーヌ河畔で時と遊ぶのもいい。
いろいろ話してるうちに、自分も行きたくなった。
フランスで何をするか?
何もしない。
これぞバカンスというもの。
いい旅を。。。

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by lautrec2kagoshima | 2018-10-11 17:08
ラボエームは私のモンマルトル時代と重なる。
ロンドンの貧乏生活とも重なる。
若い時代はビンボウが当たり前?だった。 
ラボエームは若い恋人達の生活苦。
その反対に貧しくても楽しい毎日が唄われている。
何でもあることは果たして幸せか?
不便が楽しい、とも言える。
一昨日、麻布に夜を過ごした。
公園があり、ベンチに1時間座る。
街の風景はまるでおもちゃ。
可愛いサイズの箱庭みたいで。
近くにラボエームというクラブがある。
赤い色の電照看板が目立つ。
いかにもモンマルトルしてる。
昨日、アズナブールが死んだ。
ラボエームの歌詞を読みなおす。
戦前のパリのモンマルトルが目に浮かぶ。
麻布は若い頃、遊んでた。
いま。
久しぶりに歩く。
変貌した麻布も裏道は昔のまま。
夜間飛行で家に帰る。
東京の灯が美しい。
毎月の東京。
季節ごとに変化する姿は余りに美しい。
朝起きて思い出す、パリの朝早く。
暗い冬にモンマルトルの坂道を降りてレストランまで歩いた。
雨の朝、ビニールをかぶり靴は水浸し。
地下に降りて仕事を始める。
振り返ると、お金も何もない時代。
しかし、夢があったのだ。
夢さえあれば、人は生きていけると知る。
帰国してもあの時代は不滅だ。
生き延びた時代。
昨年、そのレストランに行った。
厨房の壁もそのままに。
茫然と立ち尽くす。
青年よ荒野を目指せ。
青年よ夢を追いかけろ。
近い内にパリに行こうか。

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by lautrec2kagoshima | 2018-10-05 21:13

私達夫婦が経営する南仏・地中海料理のお店「LAUTREC(ロートレック)」の毎日の様子を綴ります。


by lautrec2kagoshima