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3日坊主

何事も最初は楽しいもの。
初めての事は誰だって楽しい。
やがて、飽きが来てしまう。
まだ始まったばかり、というのに。
生きて来て、大きく2種に分かれる。
音楽。
すべてが才能の世界。
これは努力じゃどうしようもない。
で、賢い奴は、できない、と判断して止めてしまう。
賢くない奴はいつまでも、いつまでも頑張る。
その頑張るのはいい。
一人で楽しむ分には問題ない。
しかしだ。
共演となると問題発生。
他の演奏者の音と調和させる義務がある。
音が落ちてしまうと、最悪の音楽。
しかし、才能のない人は自分が一番上手い、と信じてる。
諦めが肝心なんですが。。
私は3日坊主は記憶がない。
というか、ほかに手を出さない。
途中で止める自分が情けないから。
習い事は、若い頃、日本のジャズベース界の先生から1年間。
それは厳しい指導だった。
へたくそ、音程最悪、何だ、その音。。。
あとフランス語を半年ほど。
料理はレストランの厨房で覚えた。
ケーキもパンも仕事で覚えた。
英語は独学した。誰にも習わなかった。
要するに習い事経験のない私には3日坊主はなかった。
独学は医学以外可能だ、と思う。
何でも独学は楽しい。
すべてが個性の世界だから。
そうだ、イタリア語は独学で失敗した。
途中であきらめた。
3日坊主は私の場合、恋愛もそれに近かった。
目移りも3日坊主だった。


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by lautrec2kagoshima | 2018-06-29 07:48
ジャズに沈んでた頃。
東京六本木のジャズクラブ。
深夜まで彼とジャズしていた。
御茶ノ水では黒人ドラマーセシルモンローとトリオで。
新宿ピットインは4年余り。
初めての出会いは原宿のライブハウス。
まだアマチュア時代の頃、私達は稚拙な演奏をしてた。
その夜遅く、彼が立ち寄った。
bye bye blackbirdを弾いた。
目の前で初めてプロのピアノを聴いた。
全身から力が抜けていく。
そのスイング感、そのセンス、そのアドリブ。
プロの力を目の前で見せつけられた。
その後、いろいろなライブで共演させてもらった。
鹿屋で2回ライブ。
そしてこの9月16日、3度目のライブが決まった。
Cd15枚、メジャーから出しているほどのピアニスト。
ジャズ人名事典では、日本で最も忙しいピアニスト、と紹介されてる。
本人は恵比寿の歯科医。
自分では演奏家、と思ってる?
彼の演奏は黒人正統派のmain stream.
唄心抜群の心地よさがいい。
深夜の東京。
午前1時に別れて車で飛ばす。
子供いたのに、いつも隣には女が座ってどこかに消えてた。
カッコいい男だった。
爪の先まで優しい男。
10年前に二人でベトナムに行った。
また行こうと約束している。
久しぶりの彼との演奏。
体と心が凍りつきそうだ。
ジャズ演奏家同志はどんな関係より深い、と言われる。 
音で純粋に会話するからだ。
演奏後のお互いの心は純粋になってる。
さあ、ベースの神髄を描き出そう。


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by lautrec2kagoshima | 2018-06-21 18:21

自転車。天国と地獄

快適にすいすい。
朝から川辺をすいすい。
ミズスマシのように、すいすい。
と、大きな石に乗り上げたようだ。
すーーーー、と
すーーーーーと。
前輪のタイヤがへこんだ。
同時に私もへこんだ。
現場での修理道具はない。
どうする?
押すしか道はない。
その道は遠い。
自転車でやって来た場所から、歩く?
しかも、重い自転車15キロだ。
楽あれば、苦あり、の現実版。
蒸し暑い朝、とぼとぼと押す。
自転車は快適だが、パンクは悲劇的序曲。
家に辿り着く。
美しい自転車もパンクすれば終わり。 
私の持ち物で美しいものは?
コントラバス。自転車。万年筆。トランク。
コントラバスはまるで女性そのもの。
その形。優しく、時に激しく,たまに触れないで。
すると、最高の音が出てくる。
ペン。
音じゃなく、自分が文字で出てくる。
あああ、今朝は悲劇のパンク。


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by lautrec2kagoshima | 2018-06-18 12:07

ジャズ演奏家

20代の頃、ジャズベーシストで夜な夜な徘徊。青山、新宿、六本木あたり。ベース担いで、ジャズクラブに向かった。ピアノトリオに女性ボーカル。これが一つのパターンだった。うす暗いジャズクラブはたばこの煙だらけ。半分はボーカルが唄った。大橋巨泉の娘も唄ってた。ゴダイゴのギター弾きもやって来た。彼はジャズギターを弾かせてもご機嫌だったものだ。帰りはいつも深夜。小さなBMWに大きなベースを入れ込んで、246を飛ばした。別れ際、ピアノ弾きは恵比寿方向へ。黒人ドラマーは調布方向へ。その頃、彼は兵士してた。酒を飲んで運転、治外法権の時代だ。ジャズを巡り、いろいろは人生模様を知った。ベトナム帰りのピアニストもいた。ジャズは東京の夜に一番ふさわしい。
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by lautrec2kagoshima | 2018-06-14 18:46

レストラン業。

かのフランスでもシェフになりたい若者は後を絶たない。。
わが国でも同じ状況だ。
バブルの頃はまだその人気はうなぎのぼりだった。
白衣着て、お客様に英雄扱いされた時代も確かに。
しかし、その背景は?
朝早くから深夜まで働きどうしだ。
買付、材料吟味、メニュ構成、今夜のお客様の点検?年齢、お好み、ワイン選定。。
前夜にメニュは決める。
深夜に目が覚める。
これじゃ駄目だ。
ソースを頭に入れて、素材との組み合わせを決める。
お金じゃない、いかに、どのように満足させるか、が問題。
フランスレストランは、オペラ座。
お客様が主役。舞台の支配人がレストラン側。 
2時間の演劇。レストランは舞台装置だ。
時に恋が生まれ、時に失恋が生まれ。
まさに人生の限定時間の中での演劇。
昔、恋してた女がギリシャから帰ってきた夜。
お茶の水のイタリアンで再会した。
最後の食事だ、と分かってた。
分かってたから、2時間の間、手を握ってた。
恋というドラマも終わり、レストランで最後の恋にふたをした。
駅まで見送る。
お互いに手を振る。
レストランを舞台に人は色彩豊かなドラマを演じる。
私もここでいろいろなドラマに遭遇したものだ。


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by lautrec2kagoshima | 2018-06-12 18:19

パリでパンを焼く仕事

フランスのパン。
イタリアのパン。
ドイツのパン。
日本のパン。
国民性がパンにこそにじみ出る。
ドイツのライムギパンはドイツの太っちょおばさん。
ジャガイモとソーセージが実に良くあう。
イタリアのフォカチャ。
パスタにあう。
日本のパン。
まるでおやつ。
ふあふあが大好き。
真打、フランスパン。
バゲットに始まり、カンパーニュ、クロワッ
サン、パンオレザン、パンオノア。。。
濃いめのカフェとジャムで決まる。
サンジェルマンのカフェで春先にテラスで食べる。
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弱い光の中で道行く美女を餌に。
そのパン工房で働いていた。
朝早くから全身粉まみれで。
仕事内容は単純だけど、生き物イースト菌が問題。
朝早いので、賃金は高い。
大体、午前中で終わる。
シャワー浴びて地下から外に出た。
わ、春だ。
地下は一日暗い。
外に出てよく近くのカフェで本を読んだ。
ギャルソンも顔なじみ。
日本にいよいよ帰る日。
また会おう。
再会は出来なかったが、今もいい思い出。

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by lautrec2kagoshima | 2018-06-08 17:37

自転車人口

オランダ、アムステルダム 
世界で一番自転車が走ってる街だ。
至る所に自転車。
学生も自転車。
社長さんも自転車。
体重80キロのおばさんも自転車。
子供も自転車。
オランダは低地なので走りやすい。
自転車専用道路も素晴らしい。
2月。
パスカル氏のおんぼろ自転車を借りた。
真冬のフランスは北風小僧。
向かい風と帽子。
帽子が風で何回飛ばされたことか。
その自転車を置いて、帽子を追いかける。
車の人達の笑いが見える。
一度、帽子を諦めかけた。
すんでのところで川に流されそうに。
2泊3日の自転車の旅
改めて自転車の持つ力を思う。
自転車でどこにでも行ける。
ガソリンなしで。
アンパン一つで2時間走れる。
最近、美人娘と自転車で海に出かけた。
お隣さんとの会話は楽しい。
しかし、自転車乗りじゃないので、会話は今一つ。
自転車に乗り慣れてないからだ。
転ぶと大けが。
先日は帰りに雨が降り出した。
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急ぐ、急ぐ。
その美人娘も真剣に漕いでる。
雨は大敵。
スポーツ用自転車は泥除けがない。
すると、タイアが泥を拾う。
上着が泥化。
天気予報で、外出は決める。

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by lautrec2kagoshima | 2018-06-03 21:42

カフェ文化

フランスを旅すると、休憩場所にカフェがある。
どんな村にもカフェ。
カフェは何かを飲む場所、というより集会所だ。
朝、いつもの常連がやって来る。
カウンターで立ち飲み。
何気ない会話が繰り広げられる。
立ち飲みは一番安い。
次に店内で座る。
ここは新聞を読んだり、雑談したり。
次に外のテーブルに座る。
時間のある人、あるいは恋人や夫婦。
私は立ち飲みか、絵を描く、手紙を書く時は外で。
この席が一番高いけど、のんびり出来る。
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冬は電気ストーブが外に置いてある。
北風とストーブのコンビがいい。
1度のフランスの旅で、1日3回のカフェ。
時にブーランジェリーでパンを買う。
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そこで朝を済ます。
友人との待ち合わせもカフェ。
仕事前もカフェ。
恋人と最後にキスしたのもカフェ。
ランチをするのもカフェ。
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楽しい思い出、悲しい思い出。
カフェにすべてが残された。
最近は立ち飲みで現地の男達と語るのが楽しい。

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by lautrec2kagoshima | 2018-06-02 17:56

和食の意味

フランス料理はパン。  
和食はごはん。
これが定番。
しかしフランス料理の場合。
意外にフランス人はパンを食べない。
ランチは別だが。
夜はほとんど食べない。
が、日本人は懐石を別にすると。
ごはんはなくてはならない。
そこで初めて考えてみた。
五穀ごはんや赤飯にはどんな料理がふさわしいか。
ごはんは脇役として。
おかずの味だ。
合わないのがクリーム系。バター系。
要するに洋食系のソースは不適。
そこで素材を味噌、みりん、酒、醤油を構成する調味料を登場させる。
極端に言えば、味噌をつけて食べる
これは料理じゃないから、中止だが。
それで、和食調味料の組み合わせで試作した。
それと五穀ごはんを食べると、相乗効果抜群だ。
おかずだけ食べるより、ご飯と交互に食べる、という日本人の才能。
味噌の味がごはんの中に浸透した。
まさに和食の醍醐味。
今後、ご飯をさらに美味しく食べたい方法を考える。
すべてがおかず世界を広げる努力にかかる。

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by lautrec2kagoshima | 2018-06-01 20:43

私達夫婦が経営する南仏・地中海料理のお店「LAUTREC(ロートレック)」の毎日の様子を綴ります。


by lautrec2kagoshima