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出前料理の春

時にお客様の自宅で料理の依頼があります。
その日でした。
朝早くから準備です。
一つでも忘れると大変です。
用意周到。
クリームを忘れた。
ナイフフォークを忘れた。
取りに帰る。焦る。時計が気になる。
招待客はもうすぐ来られる。

何を持参?
もう書けない位のアイテムです。
材料からお皿まで、まるで移動レストランです。
東京では大使館のパーテイでフランス料理店の出前料理が頻繁にあります。
移動から調理まで約5時間かかります。
ま、料理人を呼んで、自宅で晩餐をするなんて、現代版貴族?
私も春の陽気に気分最高です。
生きてると、何があるか、何が起こるか、わくわくですね。
昨夜は10時帰り、今朝は6時半から仕込む。
午前4時から起きて料理の事を考えてる。
3ばんめのサラダ風のお皿が決まらない。
決まるまでが悩み。
決まる頃に起きる。
喜んで頂き最高の春でした。
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by lautrec2kagoshima | 2015-03-29 22:05

3月。卒業から入学へ

春が来た。
私も18歳の春、夜行で東京へ行った。
20歳でロンドンで暮らし始めた
33歳でパリに暮らし始めた。
いつも季節は春だった。 
初めて恋したのも。
ジャズを始めたのも。
語学を始めたのも。
春だった。
ある保育園で英語で子供たちと遊んでる。
その子供たちが一人一人私に似顔絵とメッセージを贈った。
1枚1枚が私を泣かせる。
一人一人抱きしめて別れた。
この季節。
そんな卒園式にこの厨房も多忙になる
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by lautrec2kagoshima | 2015-03-27 20:34
愛する地中海で2つの悲劇。
チュニスのテロ。
3度の訪問で今は私の第3の故郷チュニス。
フランス人には最大のバカンスの国。
アラブ世界でも唯一の西側に近い国でした。
チュニジアを車で、汽車で、あるいは路上で車に拾われたり。
現地の人の家に泊まり、ラクダに乗り、結婚式に招かれたり。
アラブ世界はまさに今動乱期。
安全神話は消えた。
バルセロナ発のエアバス320機。
ニースの山岳に墜落した。
私も何回か飛行機で通過したことが。
眼下にはアルプスの雪がいつもうつくしかった。
飛行機は危険だけども、乗るしか方法はない。
悲劇は余りに突然だ。
フェイスブックでチュニジアの友人達が嘆き悲しんでる。
しばらく世界は揺らぐだろう。
2月に訪問したフランス国もその空気はただならぬものを感じた。
テロは避けられない。
テロはどこでも起こる。
なるべく観光地や博物館は避ける。
一人で行動する。
地下鉄も利用しない。
と、私の最低の注意ですが。
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by lautrec2kagoshima | 2015-03-25 20:54
英語やフランス語にまみれて約40年。
現地に暮らせば自然に話せるでしょう?と皆さん。
正解ですが、ただし年齢が10歳までの話。
大人はそういきません。
覚えては忘れ、忘れては覚え、の繰り返し。
先日の夜、2人の東京大学仏文専攻の若いご夫妻が見えました。
お二人共にソルボンヌで研究を長くされた秀才。
そこで生意気にも私は恥ずしながらいろいろとたずねた。
まずは覚えが悪すぎる。
答えは一つ。繰り返すのみ。
忘れるのが早すぎる。
答えは一つ。繰り返すのみ。
と、振り返ると、彼らの頭の中身は地球サイズ。
こちらは1グラム。
それを承知で。
するともうフランス語に関する会話は成立するわけがない。
とほほ。と笑い。
少なくとも、現地に向かう今後を考えて、毎日フランス語は継続しよう。
いい刺激になりました
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by lautrec2kagoshima | 2015-03-24 19:52

スペイン風に

外国人を入れての会食は、時にスペイン風に。
彼らは参加者全員とおはなしをしたい時に、この形式を希望。
先週はこのスタイルで始まった。
フランス人などは食べる以上に会話を大切にする。
会話が食事の楽しさを倍増させる。
この夜も始まりから最後まで終始愉快だった。
途中で私も参加する羽目に。。
気取らない晩餐になった。
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by lautrec2kagoshima | 2015-03-24 19:37

ガトーバスク

バスク地方の名物お菓子にガトーバスクがあります。
ビスキュイの生地の間にジャムを挟んだり、自分の好みでカスタードを混ぜたり。
と、私もバイヨンヌの菓子店で買い求めました。
これとチョコラの温かい飲み物ですぐにバスク人に。
取り立ててどう、という菓子じゃないですが、なんだか素朴で原子な味が。
味覚のスタート、そして終点と言う完成感を感じます。
で、昨日そのバスク菓子を作りました。
レシピも何にも不要です。
ここまで長く料理してると、食べるだけで大体、予想がつくものです。
毎日毎日人生の半分以上をこの仕事に費やしているわけだし。
食べてみると、確かにガトーバスクです。
1月前を思い出しながら。
春はもうすぐそこまで。
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by lautrec2kagoshima | 2015-03-22 20:57
 昨夜は約5時間、継続しての調理でした。
ほとんど水無しのマラソンです。
救いは各テーブルのメニュが違う事です。
1月前は青い空の下、バスクのレストランで一人優雅の食事。
今はそれさえさえも夢だった気がする。
旅は夢かもしれない、といつも帰国後の初めての朝、そう思う。
歩けるまで旅に出る。
まず最後を考えよ。
死ぬ前の日を思うがいい。
と、ダビンチは名文句を残してる。
せいぜい生きても長い時間じゃないしね。
料理も真剣勝負だ。
今夜も明日も決勝戦だ。
優勝するか、負けるか。
綱渡りの、まるでサーカスだね。
余計な力は抜けたし、後はお客様をどこまで満足させられるかだね。
今夜は今回の旅の整理でも。
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by lautrec2kagoshima | 2015-03-20 20:51

1月前は確かスペインに

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フランスから歩いて国境を越えた。
スペイン側から電車でサンセバスチャンへ。
それがサンセバスチャンは英語での呼び名。
それを知らずに乗り越した。
若い学生に聞くと、引き返してください、と。
サンセバスチャンはビスケー湾沿いの港町。
英語もフランス語も何も役立たない。
言葉が通じないのも旅のだいご味。
12室の民宿にたどりつく。
10分後は町に探検に出る。
知らない町は得意科目。
本能でだいたい分かる。
今夜のめしはここらへんで。
とりあえず町の香りをかぐ。
写真を取る。
市場を探索する。
肉やをのぞく。
果物を食べる。
カフェしてスペインの菓子を食らう。
何しろ時間は有り余る。
夜の旧市街。
いるいる、噂のスペインの夜。
老若男女がぞろぞろ。
飲んで食らう。
それも立飲み。
1軒2軒とはしごするのが正統派らしい。
安いし上手いし。
スペインの夜は何だか独特の匂いがする。
フランスより性的な魔聖都市の匂い漂う。
この夜は夜更かししてた。
いかにフランスが自分の身を理解してる事か。
明日はバスで帰ろう。
そのバスも地元のローカルバスで。
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by lautrec2kagoshima | 2015-03-18 20:46

テレビで時間つぶし

日本にいるとテレビとは縁のない生活。
フランスのホテルじゃテレビしか遊んでくれない。
天気予報は助かりますが。
で、夜も10時位からぼんやりとテレビ時間。
ま、語学のためにはなるけど。
日本と違うのは、お笑番組はない。
コマーシャルで健康食品もない。
大体、フランス人はけちだし、そんなもん信用してないし。
彼らは食う、愛する。この2つだけで生きてる。
深夜に驚いたぞ。
女性が性の講座でまじめに授業してた。
どうすればいちばん気持ちよくなれるのか、と真剣に講義してる。
見てる私はその真剣な、というか哲学的、というか、その話に引き込まれて。
ついに寝不足気味。
また討論会も熱が生まれてくる。
いわゆる朝の番組、芸能的な噂話な番組もない。
彼らは他人に関心など持たないからねえ。
今回はボクシングを見た。
日本人がモナコで試合してた。
何んと君が代が流れた。
深夜に私に愛国心が生まれた?
しかし、3ラウンドで負けた。
腹が立つ。腹が減る。
そのまま寝込んでしまった。
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by lautrec2kagoshima | 2015-03-14 21:55

スペインのバル

1泊で久しぶりのスペインへ。
同じバスクのスペイン側です。
ビスケー湾沿いのサンセバスチャンです。
とほほ、スペイン人たら。
もうひるっまから、バールで立ち飲みです。
バールの外にもスタンドがあります。
中で好きなピンチョスを買う。
皿に乗せてビールを自分で運ぶ。
一人でもいい、仲間とも。
昼間から喉を鳴らしながら飲んでる。
夜ともなると、それは深夜まで。
別に飲みすぎとかじゃなく、一つの文化としての日常。
それに比べ、わが田舎は24時間の店で浸食。
断言。いつかはこの国は滅びるだろう。
特に地方はこのスピードが加速してる。
フランスの地方。
人口5万。
勿論24時間などありゃしません。
あるのは市場。
そこには新鮮な野菜やお肉。
いいなあ文明国は。。
フランスに行くたびにそんな気持ちです。
いい加減、農業国にならないかなあ。
次回はテレビから見えるフランス文化をお知らせします。
これがまた面白い
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by lautrec2kagoshima | 2015-03-11 16:21

私達夫婦が経営する南仏・地中海料理のお店「LAUTREC(ロートレック)」の毎日の様子を綴ります。


by lautrec2kagoshima