人気ブログランキング |

<   2013年 11月 ( 10 )   > この月の画像一覧

テストあるいは試験する

f0196856_21165847.jpg
フランス語検定を受けてみた。
仏語は世界で英語に次いで2番目に使われてるらしい。
西アフリカのセネガルやニジェール。
北アフリカのマグレブ3国。
チュニジアには3度も足を運んだ。
フランスに暮らす前に3度訪問した記憶。
その頃の私のフランス語は大学で2年間学んだだけの程度。
しかも授業にはほとんど出ず。
成績は最低ライン。
それが何の縁か、フランスに暮らすはめに。
冗談で仏検仏検とつぶやいていた4月。
5月にパリに行くことになり、いつもと違い、家を出る前に少し復習した。
一つは料理講座に参加することだったからか。
何をいまさら、と周囲は笑いと軽蔑。
ま、何とか会話してきたし。
文法なんていいや、と。
それが帰国後、何を思ったのか。
娘の学んだアテネフランセの本を数冊送りつけて来た。
僅か1歳でフランスに住んだ娘のほうが今やはるかに仏語はうまい。
若い頭、好奇心には負けた。
帰国後、娘から複合過去や半過去をじかに教えてもらった程度の私。
受験会場はある女子大。
受験生は若い娘の大学生だけ。
古い頭の私は一人、まさに孤独漂う晩秋の流れ者。
はい、試験開始。
用紙を手にする。
大学受験以来のわくわく。
勉強嫌いな私が仏語に夢中なわけ?
第一は暇つぶし。
第2はいつかフランスに暮らす為?
とりあえず料理本の解読が目的か。
12月のメニュは。。。
今年流行してるフランスのクリスマスメニュ。
フォアグラをブイヨンで湯がいて。
などと辞典片手に黙々。厨房に動詞の変化を書きとめ、時に見ながら仕事。
by lautrec2kagoshima | 2013-11-27 21:18

タルトレットの朝

パートシュクレと呼ばれる生地を2日前に作る。
今朝。
延す。
2日のお休みは生地にやさしい。
うまく延びた。
半径2センチほどのタルト生地。
パリのレストランで朝から2人のフランス野郎とこつこつ。
モンマルトルの屋根裏から120段の階段を下りてね。
冬はまだ暗い。
モンマルトルの墓のそばを通る。
空にはまだお月さまが出てる。
道沿いにはアラブの男達が清掃中だ。
朝6時前に地下の厨房に潜る。
パリの夜は冬だと午後4時。
今日も明るい空を見ないで終わる。
このタルト。
カフェの最後に出す。
カスタードにラムを加えてイチゴを乗せる。
農耕民族、ガリア人の昔から菓子が大好きだったらしい。
フランス人家族としばらく暮らした。
おい、デザートがないよ。
じゃんけんして寒い中、ケーキやに誰かが走る。
タルトや焼き菓子が一番に愛されてる。
一口で食べられるこのタルト。
飲み込む瞬間に広がる味覚の原点。
最後に濃いカフェで。
この瞬間に相応しい音楽?
今でも大人気のビゼー。
私もお墓参りに行った。
寒い寒い冬。
ペールラシェーズにショパンと共にいる。
かつてはパリコミューンで死んだ市民のお墓。
タルトを試食すると、こんな想いがあの時代に飛ぶ。
空想以上に楽しい映画はないし、何しろ自分が主人公
f0196856_17372797.jpg
f0196856_17375279.jpg

by lautrec2kagoshima | 2013-11-26 17:37

スリランカ人のカレー屋

インド風の音楽が流れるスリランカ人のカレー屋に吸い込まれた。
厨房に4、5人のインド風の男達。
何だか自然に英語が流れる。
そういえばロンドンで貧乏してた20歳の私が働いてたイタリア料理店。
そこにインドのお兄さんがいたなあ。
めちゃめちゃ英語。
だけど英国人達と会話してた。
文法と間違いで混乱してる私とは大違い。
スリランカ人のサービス。
タンドリチキンにチキンカレー。
デカイナンと共に食らう。
ひえーー。からい、からい。
口の中がインドしてる。
5月パリの10区、インド人街の匂いがする。
カレーで熱くなる。
さて。今日は人生最初の経験の日だ。
いろいろと仕事や文化でフランスと交流して約35年。
毎日毎日フランスからの膨大な量の情報のつなみ。
まじめな情報から占いまで多種にわたる。
よし、もう少し深く読みこなしてみたい、と
老体に刺激になるか、と思い。
仏検の受験と相成りました。
若き女子大生達に沈没。
経験で受験してみましたが。。
どうなるか。
フランスを知るにはより深い言語理解、とは分かるけど。
仕事の後、深夜に辞典を引く。
lapprobation offcielle francaise a ete prisepour la premiere fois hier.
dupuis que cetait il est devenu il raidissez-vous du debut.
f0196856_20443947.jpg

by lautrec2kagoshima | 2013-11-25 20:44

ボジョレヌーボー到着

確か1年に1度の新酒の到着です。
いつもの常連に新人の参加。
別にワインがどうの、こうのとくどい説明は省略。
日本人って、なんだか説明されないと落ち着かないみたいで。
私の経験40年のフランス交流。
フランス全土で食べまくりの日々。
思い返すに、1度たりとも料理の説明とか何とか受けた事など無しです。
まあ、食べて、飲んで。
これで始まり始まりです。
料理は偽りのないフレンチで。
3時間の宴でした。
各テーブルに遊びに行く。
ね、フランス人は英語理解しててもしゃべらない、とは本当?
うそうそ。
あなたがどれくらいの英語できるの?
フラン人で英語をしゃべらない理由は英語ができないだけです。
ただし大学生は10割英語可能。
日本の大学生?
ほとんど絶望的。
理由は単に必要ないだけ。
今朝パスカルと会う。
ね、フランス語しゃべる機会ある?
rien.完全に無し。
家内とは日本語だけ。
だから母国語忘れてるよ。
ま、昨夜は騒いだワサイダ。
店内はクリスマスムード。
朝もやにかかるフランス国旗。
金曜、土曜とボジョレは継続です。
おとといはパリならず、全土でワールドカップ決定に大騒ぎ。
旗を振りかざし、シャンゼリゼは爆音。
アンテーヌ2で放映されていました。
f0196856_145123.jpg
f0196856_1455121.jpg
f0196856_1454244.jpg
f0196856_1463688.jpg
f0196856_1461881.jpg
f0196856_1411194.jpg

by lautrec2kagoshima | 2013-11-22 14:06

ボジョレの季節

くるくる回る回転木馬。
毎日が回転木馬の速さで過ぎ去りますね。
1年に1度の新酒の集いです。
昨年から3夜連続で集まります。
気の合う仲間達と深夜まで。
他愛ない会話と新酒にブルゴーニュの名物料理と。
5月のブルゴーニュで出会えた気の利いたお皿でいくつか。
27年めのレストラン。
たぶん、日本じゃ長生きか?
この町だけじゃなく日本全国、飲食店の開店も回転木馬の速さ。
くるくるとお店が変わる。
できてすぐ消える場合も。
国が、そして国民が余り落ち付きが今一つ不足?
バカンスもないしね。
ただむやみに仕事仕事だしね。
そういえば20歳で読んだ、森の生活、というアメリカ人の進歩人達のバイブル。
昨夜古本屋で探した。100円。
断シャリの原点か。
今年に入り、フェイスブックもほとんど卒業。
その分はがきは300枚以上使った。
電子文字は頭によくない気がして。
その分、読書量も倍増させた。
古典を読むのは純粋にいい時間です。
そうそう。
今朝のNHK.朝のバロック。
ルイ14世の食事の際の音楽を聴いた。
王様は8時に起床。
9時から朝ご飯です。
ラッパと共にスープを飲みます。
そこからその料理に合わせて音楽も変化です。
当時の楽譜を演奏してます、今朝。
朝から壮大な曲が宮殿に流れているか、と想像。
明日はランチ音楽。
ルイ14世は何とも典雅な王様です。
f0196856_16214383.jpg

by lautrec2kagoshima | 2013-11-18 16:20
いつかは暴露される、と思っていました。
ついにでたらめが暴露されたようです。
ほとんどすべてのホテルや有名な旅館が悪の手に染まっていました。
食の偽装に関しての処罰がない無法な日本は中国みたい?
その点、さすがにフランスは厳しいです。
抜き打ち検査が不定期にあります。
見つかると営業停止です。
ワインリストも検閲対象です。
保管してない物がメニュにあるだけで処罰です。
ブーランジェリと呼ばれるパンや。
冷凍生地や冷凍出来合いを1つでも使うとどうなる?
政府からブーランジェリ、という呼称はく奪です。
それが笑えることに日本料理が無形世界遺産に?
食の偽装で包囲された今の現状じゃいかがなものでしょうね。
同じ料理人として、あまりに意識が低い、というか。
ホテルで修業する意味は偽装を学ぶこと。
有名ホテルの資格は偽装できる事。
2020年の東京5輪、不安ですね。
皆さん楽しみにレストランに行く。
夢を見に行く。
それを裏切る料理人達は永久追放の価値と等しいでしょう。
そこまで嘘付かないと、ビジネスができないのでしょうか。
改めて日本人の民度の低さを味わいました。
まずい味がしました。12月の予約はどんどん埋まりつつあります。
ボジョレも3日間の開催、1日はまだ残席があります。
皆さんをブルゴーニュ秋メニュでお迎えいたします。お楽しみに
f0196856_21121341.jpg

by lautrec2kagoshima | 2013-11-07 21:12

秋のデザート作り

秋はリンゴがうまい。イチゴも美味しくなります。
フィタージュ、と呼ばれる折りパイを2日間で制作。
パートシュクレと呼ぶタルト生地。
このタルトにカスタードを絞ります。
パチシエ時代に毎日毎日作りました。
これぞ、フランス菓子の代表ですね。
こんな生地を今でも作る私を驚いてくれる菓子材料会社の社長さん。
こんなことで驚いてくれるんですか?
出来合いのまずさを知る私は今でも不器用に朝から。
最近の日本の菓子屋は作らないそうです。
面倒だからね。
しかしこの面倒さがうまさの秘密です。
料理は手を抜くと、限界が見えません。落ちるところまで落ちていきます。
奈落の底、つまり有名ホテルのレストランみたいに。
それに星を付けるミシュランの程度の低さも気になりますが。
フランス本国じゃミシュランは余り当てにされてはおりません。
口コミが最大の武器です。
この折りパイに煮たリンゴを閉じ込めて220度で焼きました。
f0196856_20103757.jpg
f0196856_2011042.jpg
f0196856_20113548.jpg
f0196856_2011278.jpg
f0196856_20123877.jpg

by lautrec2kagoshima | 2013-11-06 20:08

国際結婚と言語

今夜10組に1組が国際結婚という。
私の友人にも何組か。
理想は女性の国に暮らして、女性の母国語を話すのが一番らしい。
現実はそういかないですが。
フランス人男性と日本人女性。
欧州ではアジア人の女性と結婚すると、その地位が揺らぎがち。
白人社会に行けるアジア人の地位は今も低い。
日本人男性と白人女性は案外、社会的に評価も高いらしい。
ただし、日本人男性が欧州でその地位を確立してる場合。
いろいろなケースの中で。
どれくらいの語学力が必要か。
友人でフランスに暮らす日本人女性に聴いてました。
ね、映画は理解できる?
ね、政治のニュース分かる?
全然。全然分からないよ。
でも生活はできるよ。旦那とも会話できるよ。
ある友達の場合。
相手はイタリア人男性。
2人の会話は英語。しかも2人とも英語が頼りない。
それでも何んとか生きてる。
喧嘩できない分、仲いいよ、と。
愛に会話は不要か。
2人は母国語を離れて、英語という国際語で生きてるのです。
不便だけど、仕方ないのでしょう。
子供はどうする?
かつて、2人の英語を聞いて驚きでした。
ほとんど初心者のレベル。
それでも長い2人の生活です。
かつて旅の途中で出会った沢山の人達。
相手が片言の英語さえできません。
その瞬間、で会いは終止しました。
言葉は大事、しかし愛には片言英語で十分らしい。
f0196856_20472228.jpg

by lautrec2kagoshima | 2013-11-05 20:47

ホテルの偽装問題

f0196856_1304690.jpg
以前、日本のフレンチ界で著名なシェフがここに来られました。
東京の名のあるホテルの総料理長です。
その会話の中で。。
ホテルは誰が食べるのか、どんな人が来られるのか、顔すら見ないので、と。
その点、町のレストランは羨ましいですよ。
顔が見えて、おいしいか、どうかがダイレクトに伝わるし。
私達ホテルのレストランはただ注文をこなすだけです。
その東京のレストランは航空券とホテルパックでもよくつかわれています。
そこでどうして偽装が。。
哀しい事に、ホテルは競争が厳しいので、かなりの原価引き締めに直面しています。
偽装はホテル界の常識だったのです。
表示通りに作ると、大変な金額になります。
我が国は、とりわけ食品は偽装に汚染されています。
田舎も同じで、料亭と称して実は出来合いが横行。
しかし、人件費やもろもろの経費を考えると、仕方ない部分もありますが。
またホテルで修業した料理人は、ある面で、偽装の才能も学んでるようです。
私みたいに小さな料理店やフランスの伝統ある小さなレストランを体感してきた人は、まず材料ありきです。
料理店は小さいほうがいい、とはこの理由です。
これからも偽装は成長産業です。
ただし、嘘を表記しなければ問題はないはず。
牛脂を注入した肉、と表記すればいいわけです。
それにしても日本の総料理長は本物の肉とそれ以外を見分けられないのですね。
お客様の夢を奪うのは最低の仕事です。
表示に関して、嘘を書かない。
現実は嘘を書いて、お客様を騙してきたのですね。
これは悪い人達です。
島流しの刑に当たるのでは?
意図的に虚偽してた罪は、料理世界から永遠追放してほしいくらいです。
素朴だけど本物のベトナムの田舎のレストランです。
何も嘘のない、地元で取れた食材だけで。。2012 en hiver a viet nam.
by lautrec2kagoshima | 2013-11-04 13:00

les feuilles mortes

f0196856_2001468.jpg
oh,je voudrais tant que tu te souviennes
de jours heureux,ou nous etions amis
en ce temps la la vie etait plus belle
.....cest chanson,que nous resemble
toi tu maimais,et je taimais
nous vivions,les deux emsemble
toi qui maimais,moi qui taimais
mais la vie separe,ceux saiment
tous doucemont sans faire de bruit
et la mer efface le sable
les pas des amants desunis.
秋の風が吹くと思わず口ずさむ枯れ葉です。
パリのリュクサンブール公園のマロニエが茶色になる頃。
寒いパリで仕事帰りによく唄いました。
僕達が恋人だった頃。
2人は愛し合ってた。
でも人生はそう簡単じゃない。
2人を切り離してしまったね。
そして波が砂の上の2人の足跡を消し去った。
帰らぬ2人の日々よ。
まあ、こんな日本語でしょうか。
秋の舞台は東京の神宮外苑も素敵です。
短い秋。
生きる中で最大最高の思い出は恋との出会いでしょうか。
例えそれはいつかはその命を終える、と知りつつも。
枯れ葉は永遠の私の中のメロデイです。
これを歌うと、その時の恋人達が登場します。
週末はマルセイユのブイヤベース制作を予定してます。
今年はフランス文学三昧です。
f0196856_1959497.jpg
f0196856_2011350.jpg
f0196856_2072242.jpg

by lautrec2kagoshima | 2013-11-01 20:00

私達夫婦が経営する南仏・地中海料理のお店「LAUTREC(ロートレック)」の毎日の様子を綴ります。


by lautrec2kagoshima