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自分のスピードで

2度目の内之浦の旅。
できるだけ人のいない場所が好きで。
観光地じゃない、裏町が特に好きで。
おや?
旧家だ。
自転車止めてパチリ。どうもデジカメは気合がいらぬ。
軽率な道具じゃ。
高性能だけど、プロセスのない恋みたいで。
近くにニコンの銀塩2台が待ち構えるが。
内之浦の港はヘミングウェイの老人と海を想わせるね。
財布の軽い私は伊勢エビなど食えぬ。
代わりに刺身定食。ご飯と刺身に味噌汁。
単に空腹を丸にするだけ。
おばあさんの顔が見える。
店内はガラクタなお皿、人形、ラーメン、ハエ取り、洗剤、ローソク、線香。
つまりなんでも。
暇な老人軍の集会所か。
お茶が出る。
テーブルより高い椅子。
これには感動。これもありだ。
田舎の旅、自転車だと、普段出会えない人や物にぶつかる。
1週間後はフランスだよ、と友人。
そうか、忘れてた。準備?
半分忘れてたので、今夜から何か用意?
せめて航空券だけは。
明日はボサノバライブ。歌手と私のギターだけの。
ボサノバの原点だ。
素朴でサンバを歌う。ナナレオンだね。
今からコードを確かめたり。
それにしても内之浦の旅、笑えるくらいの面白さでした。
人に出会う、これ本当に面白い
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by lautrec2kagoshima | 2013-04-29 22:42

鍋が死んだ夜

昨夜の事、パスタ鍋に水を張りました。
いつもの塩入れて。
さーて、麺を入れようか。
何?
水がない。まるでサハラ砂漠。
底に1ミリ大の穴。
そこから漏れてる。。わああ。
ゲスト達への特別オーダーだ。
この鍋。16年前ナポリで見つけたセール品。
こいつを担いでシチリアをめぐる愚か者。
飛行機に乗せてロンドンへ。
鍋と2週間の旅。
その相棒が昨夜亡くなりました。
穴が原因でした。
5月パリでまたセール品を捜そうか。
鍋は穴があくと終わりでした。
この色、この焦げ、この風格、。
しかし相棒を失うのは辛いもの。
16年間、よく頑張りましたね。
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by lautrec2kagoshima | 2013-04-26 18:23

朝。残りもので

皿洗いを途中でやめて空腹の胃袋に流し込んだ昨夜から6時間後。
今度は朝飯。
すべて残りのもので。
スープ、うん、少し辛くなってた、もう。
ローストビーフ、これは丸。
オレンジ入りのパン。最近のお気に入り。
ヨーグルト。
今朝午前4時のFM
阿久根生まれのフレンチの巨匠、中村勝宏さんの対談を1時間聴く。
若い時分、フランスのレストラン400軒に自筆で手紙を。
働かせてほしい、何が何でも働かせてほしい。
返事は1通も来なかった。
1通だけ、だめだ、という返事が来た。
再度、何度もそのレストランに依頼したら、シェフが根負けした。
やがて渡仏、14年間の間に有名店を回る。
最後にパリで日本人で初めてミシュラン1つ星を獲得。
気負いのない、69歳の青年でした。
若い内に世界に出たほうがいいとも。
そしてできるだけ苦労するのが望ましい。
彼の話を聴いてると、思わず涙した。
そうだ、そうだ、ぬるま湯なんか人をダメにするだけだね。
料理人、実は毎日13時間から15時間の労働です。
オーナーだと材料から顧客管理まですべてです。
5月9日のパリでの講習が楽しみです。
1985年の夏を思い出します。
何十のレストランで玄関払いされたかね。
悲しさを超えて空しい日々だったことかね。
朝飯しながら届いた本を眺める今朝です
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by lautrec2kagoshima | 2013-04-23 08:28

豊かさとは?

こんな雲をつかむような命題を真剣に考える人は、豊かじゃない人?
日常を転換して、自己表現を違う形で、という試みがフランスであるそうな。
四角の自分をまんまるにして、できるだけ既成の自分を消したら?
更に面白くなりそうな予感が。
19歳で英国に渡り、今日まで何とも愉快な毎日でしょうか。
と、最近振り返ると、そう思える自分が喜劇俳優に見えたりして。
仕事のほかにジャズやお絵描きや旅や自転車や外国語や、まるでデパート人。
朝に外国語を指南?して午後は自転車でクレソンを清水に採取、夜は新しいメニュでおもてなし。
仕事の後自転車でジャズクラブで新しいトリオでのライブ。時計は午前だ。。
星の下、家に急ぐ。ああ興奮して軽い頭がブルースでほとんど空。
こんな夜は2時までも眠れはしない。
明日の朝は早い、というのに。
フランスまで2週間なのに、日常の遊びと仕事がサンバしてるからね。
金曜日は女性ボサノバ歌手と初めてのリハーサル。
くく、楽しみな事です。
遊びまくろう。死ぬまで遊ぼう。遊ぶために仕事しよう。
どうせ生きる事は暇つぶしですから。
その暇を有効に使いましょう。
今夜は仕事の後、外食です。
ジョイフルです。一人で遅くまでジョイフルで読書します。
自転車でジョイフルな夜です
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by lautrec2kagoshima | 2013-04-22 17:41

春のメニュ

8 rue de pernelle 75004 paris.
5月9日に開催される料理講座の場所です。
パリの4区、シテ島の近くのレストランです。
メニュはルージュというフランス料理の高級素材です。
季節の野菜をふんだんに使い、バスク地方の名物料理です。
申込の受諾が今朝フランスから届きました。
料理人で若い人、すでに確立した地位の人などが参加予定。
全員フランス人です。
講習の後は皆さんで試食会です。
フランス人に生まれ変わりたい気分ですが。。
10日はワロン地方、ベルギーへ向かいます。
11日はTGVでコードローヌのヂジョン、ボーヌへ。
12日はパリの材料仕入れ、旧知のシェフ、友人との会合。
13日は帰国用意。
在仏中は朝から夜までフレンチ三昧です。
今届いた今月号の定期便
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です。
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by lautrec2kagoshima | 2013-04-22 13:11

片隅から

日本の片隅からパソコンという奇妙な道具が動いてます。
東京のどんな小さなお店もセネガルのホテルも。
30年前の友人探しも、パリ5区のジャズクラブの演奏者の名前も。
その演奏家のメールアドレスも。
これってなんだか奇妙で気味悪い。
というか、ロマン無しの乾いた砂の感覚。
こんな道具のない時代は想像が作動してたよね。
なんでもここに座り、いろいろな情報が集まる。
その真偽は分からないけど。
暇つぶしにもなるし、時に役にも立つし。
かといって決して人の心の深部までは満たさないしね。
人は孤独なのか、そうでないのか。
人を求めてるのか、人に自分を宣伝したいのか。
自分を表現したい欲望の強い人が落ちる罠なのか。
それにしてもどんな情報も片隅で入手可能な時代。
その情報が役立つかどうかは分からないけどね。
今海外赴任予定の方数人に外国語を教えてるけど。
外国語は赴任が決まると、かなり上達します。
趣味の外国語はすぐに挫折するのがおち。
しかしこの外国語、退屈な作業です。
私みたいに放浪英語や貧乏人フランス語は現地仕様なので強いか。
片隅でつながる世界との綱。そして人。
多分、近い内に皆さん飽きがくるかも。
他に遊びがまだまだありそうだし。
音?
人はなぜに音を出したがる?
聴く人より出す人が多いかも。
今朝のトッカータ良かったね。
ベネチアのサンマルコ寺院の音。
ナポリの教会の音。
音はなくても米は必要。
それでも音を欲しがる人です。
パソコンしばらく倉庫に眠らせますか?
眠らせても自分で起きて来そう。
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by lautrec2kagoshima | 2013-04-16 21:48

春の陽気

休日の朝。
カフェ、パンして海へ自転車で出かけました。
30分後は海です。
急に開ける海原。
心地よい薫風。
魚民と交わす朝の挨拶。
スペイン語でも似合いそうな風景です。
バルセロナに長く暮らした紳士と2人で。
まるでピカソの生まれたマラガみたいですね。
波の音、世界どこでも同じですね。
おや?
海藻ですね。ひじきですね。
手に取り匂いを嗅ぎます。潮の香りです。
ぶらりと2時間。
日曜日の朝。今頃の季節、フランスの休日は自転車部隊でどこも満員です。
次回は1日かけてポルトガルを計画しました
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by lautrec2kagoshima | 2013-04-15 08:16
常連客、初めてのお客様、若い女性達、または男性達、熟年女性達、子供含む。
時にアメリカ人、時にアジア人、時にフランス人。
ここにいらした人達の国籍は?
アメリカ人、イギリス人、ポーランド人、韓国人、フランス人、イタリア人、モンゴル人、中国人。。
アルゼンチン人、スペイン人、インド人、カナダ人、オーストラリア人、イラク人など。
それぞれに照準をできるだけ合わせます。
これがまた大変な作業です。
フランス全土の料理から選び出します。
若い人ならバター系のイルドフランス、つまりノルマンデイ、ブルターニュ。
年配の方なら軽いテイストの南フランス地方あたりで、魚メイン。
外国人の中でもフランス人イタリア人は本国仕様で。
何を作るか。
それが一番の悩みで、朝方目が覚めて机に向かう日もあります。
来られる方は楽しみに期待して。。
それを裏切らないように細心の心構えを、可能な限り。
余り最先端過ぎるといけないし、また保守的になるといけないし。
この間隔がまたまた困難だったりして。
情報はフランスからのダイレクトなアイデアが今は毎日届きます。
加えて定期的にマガジンも届きます。
それにしても毎回の献立作りは楽しくもあり、苦しくもあり。
アイデアを書いたノートが今では数十冊なりました。
今度の5月1日で開店28年に突入。
それでもフランスに向かう私は自分を笑います。
長生きのコツは、ただひたすら愚直なまでの仕事への愛情でしょうか。
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by lautrec2kagoshima | 2013-04-13 22:13

まるでbig band

月に1度、ピアノトリオをベースにいろいろな種類の楽器持参の演奏家が集まる。
アマチュアや習い始めの人達が遠慮なく演奏できる時間です。
総勢12,3名。
行くぞ。A列車で行こう。
踊ろう、Isnt she lovely.
ボーカリストも参加です。
まるでカウントベーシー?
各人音色もリズムも差がありますが、そこもアマチュアの楽しさです。
管は若い娘達が多い。
聴きやすいジャズのあと。
最後にトリオが真剣勝負です。
In your own sweet way.
サビぼ部分は定番のAペダルで。
ピアノがその部分をモードで展開。
リズムはアフロなアフリカのポリリズムで迫ります。
3人想いをそれぞれに展開していきます。
ジャズはまるで天空を駆ける稲妻。
伸びるベースの何ともsexyで甘い音。
この音を出したいがためにベース弾きになりました。
ピアノの音と音の間の空間に忍び込むベースの高揚感。
バラードの時のあの切ないベースの叫び。
body and soul.
サビ前のコード進行に乗せるベースのラインのために生きてるようなもの。
来月のこの夜のために皆さんの練習結果が楽しみです。
このバンドで盆踊りに出たりして?
ついでにサンバしたりして。
音程、人を高揚させる武器は他にありませんよ。
のり、のり。
ジャズ生活しましょう。
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by lautrec2kagoshima | 2013-04-11 20:49

face book

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顔と顔の本だね、と笑いながら始めた顔の本。
友達と友達の間に友達が生まれて、そこからまた友達みたいな友達が生まれて。
そうしてるうちに世界中に友達がアメーバしてきて。
さてそこで考えた。
顔が広がりすぎて、まさに顔が大きく成長して、最後はゾンビに。
何の役に立つ?
立たないかもしれないし。
あるいは立つかもしれないし。
選挙に出る人や役者なんかいいよね。顔が広がるし。
それと昔の友達を見つけたり。
おいら、42年前のフランス人の友人を捜しあてた。
そうしたらそいつがとんでもない奴の顔をこちらに回したよ。
そこからまた古い友人が墓の中から出てきたり。
顔の本。いつまで、どこまで楽しいのやら。
ただ、地球の中で出会う限定顔、という点じゃなかなかいけるね。
人間、孤独だね。
最初から最後まで一人だしね、原点は。
だから顔の本の顔は大切にしないとね。
さて、明日は仕事の後、ジャムセッションだ。
練習はしないけど、レコード聴こう。
ハノイの道端で顔を売る男です。
いや自分の下手な字を売る男です。
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by lautrec2kagoshima | 2013-04-08 21:01

私達夫婦が経営する南仏・地中海料理のお店「LAUTREC(ロートレック)」の毎日の様子を綴ります。


by lautrec2kagoshima