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ポスト観察

ぶらり、と歩いてると、昭和の郵便ポストに出会いました。
頭が階段にぶつかるようにして、設置されてます。
階段がポストの頭に合わせて作られたのでしょう。
雨にも濡れず、風にも当たらず。
しかし、頭は上がりません。
赤いこのポストとかけて、昨今の亭主、ととく。
その心は頭が上がらない?
西欧社会のミドルクラス以上は、断然、亭主が王様です。
我が国は亭主弱すぎ、何も自分では決断できない男が多すぎです。
まるでこの赤いポストです。
頭が上がらない内に、小さく小さく、3畳間化。
ポスト君に同情しました。
死ぬほど働いて、死ぬほど遊ぶ男達に会うのが愉快です。
そのうちの一人。
4輪マークの車を用途に合わせて12個も最近集めました。
何とも遊び心です。
山遊び用、休日の屋根なし、お買いもの用。
少なくともこの男は、赤いポストじゃありません。
男達がポスト化するのを見るのも面白いですが。。そこで思いつく。ダメ亭主の作るポストクラブ。
強い女達はホストクラブに通う。

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by lautrec2kagoshima | 2010-08-29 11:29

暑いにゃん。

午後の散歩。
いつもの場所に猫の家族が昼寝中です。
おや、いつもの子猫君がいないぞ。
いつも3人で遊んでるんだが。
たぶん、この暑さで涼しい場所に移動したか。
猫は涼しい場所を誰より知ってる。
聞いても答えてはくれないが。
自由奔放で気分の赴くままに、毎日を過ごしている。
我が家の12歳と14歳の兄弟姉妹。
14歳のココは、年齢からくる歯槽膿漏で、この数カ月間、食事が満足にできなかった。
体重は激変。
何も食べなくなり、いよいよか、と。
それでも干し魚、またたび、高知のカツオ、北の国のホタテなど高級食材を与えてはみたが。
ただただ、クンクン、と鼻をつけるだけ。
私は撫でながら、食べて、と懇願の気持ち。
ミルクを与えたら、飲みだした。
しかし、乳酸の消化ができないネコ族は、すぐにおなかを壊した。
悩んだ末、知り合いの先生に相談。
口内炎ですね、と注射しました。
5日後、にゃんにゃん、と餌を欲しがります。
まず、煮干しを砕いて、猫専用介護食を置いて、さらに乾燥えさをミキサーで砕いたものを加える。
煮干しを鼻に付けて、5秒間。ここが大切。食欲をそそります。
お皿を手に持ち、食べる方向にそれを移動します。
物音を立てずに、静かに。
まるで正式な晩さん会です。
10分かけてすべてをお客様はお召し上がりでした。
老人介護の精神がこんな場面で培われます。
野良猫達の昼寝を見るだけで癒されます。
外猫の寿命は家猫の半分以下です。
自由な分、命は短いのです。
生き方に迷ったら、野良猫に聞け。
何も欲しがるなかれ、そのままがいいよ。
風になり、自由に空を飛べ。楽しいよ。
猫は哲学者です
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by lautrec2kagoshima | 2010-08-28 16:18

エーゲ海の旅

今晩、NHKでロードス島を放映していました。
テレビとほとんど縁のない生活ですが、今夜は愉しみでした。
この前、液晶テレビ、というなんだか、おかちめんこもキレイに映るらしいテレビがきました。
そのせいか、海や空の色が鮮やかです。
エーゲ海の旅、アテネのピレウス港から、ぶらり出かけました。
まずついた島は、チノス島。船の上から見ると、何とも素朴で観光な感じがない。
降りて、港の男達に囲まれました。
ね、けいこという女知ってる?横浜にいるんだけどね、おれの女だよ。
海運国家ギリシャならではの会話です。
ついでにギリシャ正教教会に潜ると、これこれ、短パンじゃ入れないよ、と神父。
これに着替えて、とぶかぶかのズボン。
仕方なくそれ履いて、説教を聞く。
朗々、と歌い上げるギリシャ正教。まるで音楽です。
翌日、ミコノスへ渡りました。絵で見る白い家々、そして青い海。
エーゲ海のこの島にケネデイの元夫人が住んでいました。
毎朝、執事がヘリコプターでアテネまでパンを買いに。
ミコノスのレストラン、一番は砂浜に置いたテーブルの上で食らう。
夜空は満天の星、財布は軽め、値段は高め。
夜は賑わうクラブでダンス天国。ミラノのモデルやら、アメリカのインチキ野郎達と朝まで。
青と白だけの世界、今夜思い出したエーゲ海です。
旅は観光より、インチキな場末の中華に騙されたり、値段をごまかされたり、これが面白い。
死んだ博物館や名画にあくびするのも面白いですが。
パリのアラブ人街で追いかけられたある日のこと。
足の早さには唯一の自信。逃げ切りました。カメラで不適切な場所を撮影してたからです。
エーゲ海クルーズ、1週間あると十分です。
その退屈に耐えられる日本人がいるか?
歩きまわるちょこちょこ人には辛い船旅です。
今回のサイゴン、ロンドン、パリ。予定はほとんどゼロ。
食う、眠る、この2つが主題です。
エーゲ海風に行きましょう。
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by lautrec2kagoshima | 2010-08-27 23:36

シュー生地

シュークリーム、現地ではシューアラクレームと呼ばれます。
粉、バター、水、この3つを混ぜると、大げんかして、ついにふくれてしまいます。
3人の喧嘩の果ては、中が空洞に。
そこに詰める物が、カスタードだと、シュークリームに変身です。
ガリア人大好きのデザートです。
フランスではケーキは大人専用の秘密の甘さ。
子供になんか食べさせません、簡単には。
シューとは、キャベツの意味です。
私が初めて覚えたフランスの童謡に、キャベツの唄、という作品があります。
フランス語を覚え始めた頃に、習いました。
さて、現地の厨房で歌うとするか。
おお受けでした。え?なんで?どこで覚えた?
日本でいう、お手手つないで、です。
このシュー何するの?
前菜にチーズ詰めたり、ラタトイユいれたり、なんでも応用の効く素材です。
今月号の現代料理がパリより午後に到着。
パラパラ、とめくる楽しさです。
料理はジャズと同じで、頑張る気持ちを捨てて、解放された自分を取り出してから。
来月のサイゴン、フランス人経営のレストランも予定です。
気の向くまま、風任せに歩くだけですが。
昨夜の魚に鯛を任されました。
ソースには、卵の黄身をクリームで泡だて、ガスバーナーでキャラメルして。
鯛はオーブン焼き.パン粉にハーブを加えて、定番で行く。
最後にに詰めたバルサミコでアクセント。
グリーンはグリーンピースのピューレに登場です。
子供の手遊び、まさに料理のことです。
周囲のお客様が私を刺激し、働かせるから、ばかな私はますますエスカレートするのです。
唯一のレストラン、唯一の料理人でありたい、と開店26年目。
長寿のまま、120歳まで働かせないでください。
100歳で引退予定、そのあとは世界漫遊です。
という事で、まだまだ面白い話題、あと50年分の貯金があります
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by lautrec2kagoshima | 2010-08-26 21:05

真夏の午後のジャズ

紹介されたトランペット奏者との試合でした。
あいさつもそこそこに、彼から2曲の譜面を渡されました。
ガーシュインの名作、サマータイムとジャズのスタンダード。
ミュートを聞かせて、おもむろに吹き始めます。
ビートの効いたタイトな音、シンコペーションの効いた枯れた音。
ケニードーハム?ガレスピー?ベイカー?マルサリス?クリフォードブラウン?
バイバイブラックバードを彼が何気に吹きだす。
やはり、マイルスデイビスの影響が大きい。
アドリブの途中で見せる、リズムの自由奔放な動きにドラムがかみつく。
ドラムの倍テンに軽くついてくる。
ミュートを外したら、まさに攻撃的な、シャープな音がどんどん生まれた。
このペットとフルートの組み合わせこそ、西海岸の青い空を思わせる演奏が可能になろう。
音で分かる、音だけで分かるその素材の良さです。
6年のボストン生活で勝ち得た、控えめだけど、生きる強さと優しさを持ち合わせた音楽家でした。
いい財宝を見つけました。
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by lautrec2kagoshima | 2010-08-22 20:55

音楽

昨日の午後、2回目の音楽療法に出かけました。
30人程の高齢者を相手に演奏しました。
すでに顔なじみの方も見えて、気持ちが和らぎます。
皆さんにもタンバリンや鈴を持たせます。
日常にはない、ボサノバの軽快なリズムがどう反応するのか?
相棒のフルート君がコンガでリズムのサンプルを叩きます。
すると、どこからともなく聴こえてくるリズム。
体内に遺伝子で組み込まれているリズムという細胞分子が芽生えてきます。
本能でしか出てこないリズム独自の躍動感と波動。やがてギターのリズムと皆さんの波動が同調し始めます。
微妙に狂うリズムでさえ、人間の呼吸に転調します。
私も彼らの仲間入りまで、あと暫くか、と思いながらの演奏です。
時間の経過とともに、リズムにエネルギーが加わり、原始時代の祭礼の様子です。
そうだ、サルコジがロマ、と呼ばれるジプシーを強制送還し始めた話題。
9月、パリのライブハウスで初めて会うジプシー歌手が気がかりです。
ロマのリズムも独特です。
フラメンコの根底に流れるロマのリズム。
音楽で最後に生き残る部分はリズムだと言われます。
わくわく。恋はリズムに乗って。
日常にもリズムがあれば、最高に楽しいものです。
明日のジャズライブ。
東欧で迷子になったピアニスト、アメリカで天空に突き抜けたトランペット。
この2人を迎える私のピアノトリオとのデビュ乱闘試合。
無制限1本勝負で、ギブアップまで戦います。
リズムとの対決は見ものです。
反則はありません。2人は覆面レスラーです。
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by lautrec2kagoshima | 2010-08-21 17:38
世の中知らない事だらけで当然な事です。
どんな殺人犯にも弁護士がなぜ、つくのですか?
裁判員制度、果たして民間の法律に知識のない人ができるものでしょうか?
最高裁の判事がなぜ、反対の立場の弁護士に変身するのか?
親戚の20歳の法律学科の女性が丁寧に説明してくれました。
T大の3年在学中のバリバリ法律家志望の人の説明は簡単明瞭でした。
どんな殺人犯にもあるいは冤罪の可能性があるから、と憲法で弁護してもらう事が条文にあるそうな。
民間裁判員への事件の推移を含めた説明自体が難しいらしいです。
なので民間人の事件そのものへ対する理解度が問題になってるそうです。
最高裁の判事が弁護士に転身。
これは尊敬とは対極にあるらしいです。
まあ、自分の仕事にさえ、無知部分だらけなのに、ましてやほかの分野など。
知らない、と自覚すれば、現在地点より少しは知るようになります。
井の中の蛙、とはいい言葉です。
大海に出た事のない村人が、死ぬまで世界を知らないように。
どの世界でも、大海経験者のみが知りうる、自分の無知度の底なしさ。
長年の私の法律の無知が昨日、ようやく解けました。
知らぬが仏、これは村人の幸福を意味します。
知るほどに知らない事が分かるから、知りたいのでしょう。
30年以上のフランス料理の経験など、紙のような知識でしかないからです。
3星のシェフ達の引退時の会見でよく耳にする言葉。
40年の料理人歴史でした。
最後まで分かりませんでした。
これは真理です。たかが一人の力、その限界を素直に述べただけの話。
早く法律家になり、活躍してほしいものです。
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by lautrec2kagoshima | 2010-08-16 07:08

暑い夏メニュ

冷やしたシャンパンに何がいいだろうか、この暑い夏には。
基本は南仏の海のイメージでしょうか。
パフリカとキノコのマリネ。オリーブとアンチョビのピザ風、ホタテのタルト、ラタツイユ、
海の幸のマリネ、トマトとフランスチーズのバージルソース、いさきのグリエ、野菜ソース。
蟹のテリーヌ。。。。。前の夜に考えていたメニュです。
ワインからデザートまですべてをお任せの食卓、勿論、予算までお任せのコース。
最近はこのスタイルが増えてきました。
兎に角、シェフのいいようにして欲しい。
正直、材料やワインの選定は自由な分、裏切られないように、と慎重になります。
3時間の制限時間、まずメニュ選定からスタートして、それに合うワイン選定です。
疲労も倍ですが、楽しさも倍です。
今夜のメニュの一部です
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by lautrec2kagoshima | 2010-08-13 21:59

旅の記録、カメラ編

旅までひと月余り。
記録する道具は30年間カメラです。
この3機。67の中型カメラ、アサヒペンタックス。30年前には韓国の隅々まで活躍。
キャノンのf50.これは手軽で自動可能な35ミリ。
ニコンF2.機械式の抜群に使いいいカメラです。
やや重いのが難点ですが、解像力やリバーシブルへの対応はさすがにニコンです。
以前はミノルタの機械式でアフリカやアジアを踏破しましたが。
ほかにあこがれのキャパ愛用のライカも使いました。
ライカはロウソク1本に光で最高の描写を可能にしました。
しかし、素人なので、直観で絞りの判断ができず、いつも期待外れでした。
デジカメは記録用です。常にスーパーマーケットの人口的光彩。
まるで即席ラーメンの味で、だれが作ろうと、基本は同じ味です。
しかも何回も取り直し可能なので、被写体に対していい加減になりやすいのもいけません。
友人に何人かプロカメラマンがいます。
一人はレースやサファリラリーのカメラマン。彼は仕事上、デジカメです。
編集のために東京に同時送信するからです。
以前はフィルム持参で東京にダカールからわざわざ帰国してました。
今は便利なものです。
今回はドイツのアグファフィルムでモノクロ64でパリの夜中、深夜を撮影予定。
64だと、深夜は3脚が必要です。
自分の目に素直に反映する風景や人の持つ情感を映せたら。
銀塩でしか可能じゃない、人間臭い写真を自分で表現したいものです。
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by lautrec2kagoshima | 2010-08-10 21:20

ゴミ箱

いつの間にか、貯まるごみは恐るべきものです。
いつの間にか、貯まるお金ならいいのですが。
この1,2年、これまでの宝、今はごみになった物を廃棄し始めました。
ドイツの心理学者曰く、一度不要になったものはごみでしかない。
2度と聴かないであろうレコード、md、本などずいぶんと処分しました。
韓国の僧の著作、無所有、という本もいい機会になりました。
10代の日記が最近、燃えて灰になりました。理由は過去の化石でしかないからです。
この車庫、どこで集めたものか。がらくたの陳列です。
捨てると、身も心も軽くなるのが体感できます。
どうしても捨てられない物。
旅の途中で買った万年筆、ニコンF,コントラバス、自転車、お気に入りのレコード、35年間の旅記録、パリ時代のレシピ、30年間の料理ノート、数千枚のネガ、膨大な手紙類。。何?これを捨てないでどうする?
やはり暫くはごみ屋敷の主人です。
一番の問題、それは自分を捨てられない事でしょう。
捨てられたら、まだまだ風君になり、西行みたいに彷徨出来るかも知れません。
来月はフランス、目的の一つは買い出し。
ハーブ類、調味料、ハム、畜産加工品など、風呂敷にくるんできます。
帰国翌日から、食いしん坊達に食わせてみます。
別送品でも送る予定です。
最初の日はロンドンの最大規模の食品マーケットに参ります。
食べる物は食べて終わりですが、物は捨てないと消えません。
さて、今夜もごみ屋敷の主人は何を捨てましょうか
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by lautrec2kagoshima | 2010-08-07 07:22

私達夫婦が経営する南仏・地中海料理のお店「LAUTREC(ロートレック)」の毎日の様子を綴ります。


by lautrec2kagoshima