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合理的な価格設定

地図を眺めてたら、久しぶりにロンドンに行きたくなりました。
20歳の貧乏青春の舞台が懐かしくなります。
10年前に暫く、停車しました。
パリから日帰りで行けるのもか、と英国ユーロスターを検索。
北駅を朝8時、帰りを夜10時。
この時間帯は最安値です。
朝10時の夕方6時の便の約半分以下の値段です。
時間帯でその価格がかなり変動します。
3年前の欧州内の飛行機も同じ規則でした。
しかも、休日が安いのです。
フランスでは寒い季節の週末のホテルは1泊で2泊目は無料、という観光地もあります。
合理的です。
ロンドンとパリはどちらが好き?とよく言われる質問の一つ。
英国は伝統的な器は作れるが、それにふさわしい飯は作れません、とは私の持論。
フランスの良さは、女性の素敵さでしょう。
おばさんになるにつれて、ぐんぐんと 素敵に変身します。
英国のおばさんはドイツのおばさんと同じで、ジャガイモに変身します。
フランス人は、空気を読みませんから、個性豊かに育つのでしょうか。
日帰りでロンドンに行きたくなりました。
観光じゃなく、ただ煉瓦の道を歩くだけですが。
夕べも深夜まで何本開けたら気が済むのか、と思うくらいにフランス人していました。
その主人が学生時代に、テムズ川でオックスフォード大学とレガッタで競争した話。
その話が私にロンドン行きをけしかけた?
沢山、面白い事を、できるだけ沢山しましょう。
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by lautrec2kagoshima | 2010-06-27 22:07
パリ20区の公立中を舞台にしたフランス映画の新作です。
カンヌ映画祭で最高賞を受賞した話題作。
舞台はパリ20区、アフリカ系、アジア系、アラブ系の移民が多く住む地区での話。
20名程度の生徒をまとめる事の困難さと、その指導。
実際の子供達も出演しています。
アルカイダの話題やパレスチナ問題などの国際問題など、到底できる環境じゃありません。
移民の子供達はただでさえ、フランス社会では生きる事は困難なのです。
加えて、言論はフランス社会の生きる基本の一つ。
大和人のように、無言で切り抜けるずるい社会とは反対に、言葉がとても重要です。
そのクラスは朝から何事にも話し合いがはじまります。
仕方ないけど、追放される生徒、退学です。
友人にもアフリカ系やアラブ系がいる私にとり、この映画は必見。
サルコジはわずか数千人のアラブ女性のベールを禁止する事を法制化。
自由と博愛のフランスでさえ、右傾化。ドイツに習い民族の保守化が進行中です。
20区の地下鉄の車内は、多種の民族が混在。
象牙海岸の派手な衣装、アラブの帽子、そこに太鼓をたたくセネガルの黒人。
生きた劇場です。
18,19,20区は私のパリの日常生活の場所だけに、関心のある映画です。
ワールドサッカー。
かつてアルジェリアやチュニジアを旅した私。
ある時、サハラのオアシスで子供達とサッカーしました。
2つにチームを分けて砂の上で試合開始です。
全員がはだしです。
日本と違い、子供達だけで暗くなるまで遊びました。
この環境から、ジダンが生まれ、欧州のクラブにスカウトされたのです。
純粋にボールを蹴る姿。
私が車で別れを告げると、ボールを抱えて子供達全員で追いかけてきました。
ミラーに映る彼らの笑顔の何とも素敵だった事か。
aller algerie。がんばれ、アルジェリア。
そしてこの映画が今からたのしみです。
私の旅の風景で記憶に残るサハラでの子供達の笑顔でした。
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by lautrec2kagoshima | 2010-06-20 10:50

外国に一番近い場所

来週、イタリアに暫く、出かけてきます。
先月,パリ在住の60代後半の女性と、パリで落ち合い、クロアチアに行きました。
秋にアラスカに暮らす友人とニューヨークで待ち合わせ。
7月に暫く、フランスへ。
ここに集う人々は、なんだか外国が日常の様子。
世界は本当に狭くなりました。
東京は今や日帰りの場所。
航空券も昔とは比較になりません
贅沢言わずに、エコノミーだと一番遠いブラジルでも20万円くらい。
特に若い人は、どんどん外国を歩いて欲しいものです。
経験は何よりも得難いものだし、自分の体で体験する意味は大きいもの。
という私も旅烏。
ひょいひょい、と鞄一つで出かけます。
来年はどこ?ヒマラヤ?モンゴル?
よく聞かれる事の一つ、それはどの国の何が美味しいでしたか?
ラテンの国はまずうまい。
香港、韓国もうまいものがたくさん。
サイゴンもプノンペンもいい。
インドネシアの田舎の料理やもいい。
とびきりのパリの高級レストランもいい。
今夜は、フォアグラとエスカルゴを食らいたい、という食いしん坊達。
ボルドーを4,5本開けて、この世の最後な顔でお帰りに。
レストランは生活の上澄み部分、竜宮城。
鯛やヒラメの泳ぐ桃源郷です。
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by lautrec2kagoshima | 2010-06-18 23:11

ソニー書店

理想の自分に1日で生まれ変わる方法
才能を10割出せる方法。
1時間で生まれ変わる話し方
人から尊敬させる秘訣
クレーマーから簡単に卒業できる秘策
欲しいものはこうして簡単に手に入る方法
すぐに頭が良くなる本
外国語は苦労するな。
簡単にお金持ちになる本
世の中、こんな本で埋もれて、それを真剣に読んでる人のなんと多いことか。
本屋に行くと、立ち読みしてる人の中には、回答を求めて、こんな本にはまる人も多いとか。
幸せな国です。
私もそんな本を書いてみたい気がします。
誰でも書ける、才能の必要じゃない分野です。
誰でも書ける、生き方や考え方の指南書がウイルスのように侵入。
こんな本が何故、毎日毎日生産されるのか。
たぶん、今の自分に自信がないとか、まだまだ成長とかしたいとか思う人が多いから?
ベストセラーな生き方の本。
だから最近、日本人は素敵な生き方をするようになった?
こんな本は軽く立ち読みして、お笑いして、散歩しましょう。
こんな考えを書いた本を読んで、同感な私。
ソニー書店には、高邁なこの種の本は販売しておりません。
開高健曰く、読書は暇つぶし。
ただし、古典は別だが。
たかが本を読んだだけで自分が変わるほど、軽い人種になりたくはないです。
その点、古典は面白い。
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by lautrec2kagoshima | 2010-06-16 08:22

音楽療法

ある高齢者施設に出かけました。
精神と肉体の自然老化に対して、音楽効果がいかにあるのだろうか。
セラピーと呼ばれる治療法です。
演奏開始30分前には、車いすの方や、自分で歩ける方が集合。
薬はギターとフルート、それに音を出す小道具。
施設からもリズムの小道具がたくさん用意。
毎日変化のない生活と,老化が加わり、その顔には元気が今一つです。
不安です。
途中で帰る人がほとんどだったら。
皆さん、今から聴いた事の無い音楽がはじまります。
ブラジル音楽です。調子のいい音楽です。
40分間。
ギターとフルートでサンバ大会です。
本当?皆さん、思い思いにリズムを出し始めます。
カチャカチャ、ポンポン、コンコン、ガサガサ。。
だんだんだんだん、80歳が70歳に若返ります。
ついに踊るおばあさん登場。
体内に向かうリズムのうねり。
最後まで誰一人帰る人はいません。
終わるころには、みなさんの顔色が変化してきて。
リズムの効果の大きい事。
音楽の中でも、原始時代に生まれた原点がリズムです。
踊るためのリズム。
生きる遺伝子の塊がリズムです。
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by lautrec2kagoshima | 2010-06-13 17:59

フランス友好38年

20歳に冬に初めて訪問したパり。
まさかフランス文化の一翼、料理の世界に沈むとは。
時間で決められた制服な仕事じゃなく、自分の夢を追いかける仕事が第一でした。
これまで30回以上の海外遠征と2回の長期滞在。
9月、北大西洋の港町、ラロシェルやポアチエ周辺を制圧予定です。
旧フランス領のベトナムで1日を過ごし、深夜のフライトでパリへ。
早く着く飛行機じゃなく、最悪に不便で、長い時間を選んだ訳。
それは簡単に結末を見るよりも、時間をかけて夢に届きたいからです。
コルシカで食らいまくった海の幸、マルセイユの海辺で開けた24個の牡蠣。
ナポリ、エーゲ海、アルジェ、ニース、海の好きな私は朝から晩まで海と遊びました。
酔生夢死。100の真実より一つの嘘。夢は嘘かも知れません。
しかし、嘘が人を幸福にしてしまう事も事実。
サイゴンから夜間飛行でパリへ。
嘘みたいな話です。
いつも思う事。現地に着いた翌日、目が覚めると、おや?ここはどこ?
料理も夢に近いからこそ、その瞬間をゲストに差し上げる喜びがあるのでしょう。
夢を食べるために、夢を実現するために生きてる価値があるような気も。
バランスを壊した瞬間が夢の始まりです。
一つの夢のためにはすべてを捨てる勇気。
海外遠征のために仕事です。
未知の多すぎるフランス料理の世界。
30年以上の仕事を経て、わかる唯一の事実。
それは自分が何も知らない、という事実です。
38年前に宿泊したソルボンヌのそばに泊まろう。
ヘミングウェイの愛したカフェ、シェイクスピア書店にも寄ろう。
白黒でニコンの機械式カメラで、アジェ気分でパリを切り取ろう。
不便な旅、それはすべての料理を自分の手で作る事と同義語
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です。
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by lautrec2kagoshima | 2010-06-10 21:32

私達夫婦が経営する南仏・地中海料理のお店「LAUTREC(ロートレック)」の毎日の様子を綴ります。


by lautrec2kagoshima