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パリで花見

3年前の4月、パリ11区のホテルに投宿。
窓を開けると、何?桜じゃないか?
とんとん、とホテルを出て、その桜にごあいさつ。
映画、北ホテルで有名なそのホテル前に桜の木が。
ソメイヨシノが満開です。
近くのモノプリで朝ごはんのヨーグルト、そしてカンパーニュ。
ベンチに腰掛けて、一人花見になりました。
何故、サンマルタン運河沿いに桜が植えられているのか、その理由。
未だ未決ですが、何かの記念で植えたのでしょう。
11区はパリでも一番に、下町情緒漂う地区です。
浅草です。フランス革命では戦士達のアジトでした。
近くにペールラシェーズ墓地があり、革命に倒れた戦士はそこで埋葬。
現在はショパンやビゼーも眠る有名な墓地です。
パリで桜を見たのは初めてです。
3月も終わりです。
3月の水、というボサノバ。ブラジルではこの雨とともに冬の始まりです。
午前4時にラジオから、寂聴のお話を聞いていました。
そろそろ私も身の周りの物の処分開始を思うこのごろです。
生まれた。生きた。旅した。
きわめて単純で簡素な毎日の複合です。
世界地図だけを残しましょう。
まだまだ最後の旅まで時間が。。
もう一度、あの桜を見に行きませんか、と自分に話しかける事です。
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by lautrec2kagoshima | 2010-03-29 17:57

ライバル

私に取り、最初のライバルは高校時代です。
受験をめぐるライバルです。
相手との英語の勝負でした。
ラーメン1ぱいの賭けです。
連続して負けると、その悔しさがばねになりました。
受験も同じ夜行で東京へ向かいました。
先輩の阿佐ヶ谷の国電下の下宿。
電車の通るたびに揺れる安下宿でした。
最後は自分の第一希望に合格するかどうかです。
お互いに複数の大学に合格しました。
社会にお邪魔した時から競争、ライバルが不思議に登場。
ライバルとの競争でしか成長は望めない、不便な性格でした。
ジャズベースもライバルとの勝負でした。
2年半前に初めたボサノバギター。
まあ、趣味の範囲で楽しめる程度でいいか。
その頃、笛吹きが突然に、登場しました。
その笛吹きは私から見ても、腕利きの演奏家です。
負けたくないから、勝ちたいというライバル心。
昨夜一人でギター弾いてたら、え?なんだか弾けるようになってるぞ。
ライバルから受けた刺激と知恵と輝く光に、思わず嬉しくなりました。
一人では成長しにくい人間も、ライバルとともに成長できるいい証拠です。
習う、というよりお互いに刺激し合い、何かを求めあい、探し合い。
その中から生まれる、生きる意味の確認作業です。
一人立ちして、私はソリストとしての実力を笛吹きから、授かりました。
ライバル。いいものです。
こちら側からも刺激と夢を与えられたら、もう言う事無しです。
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by lautrec2kagoshima | 2010-03-09 10:30

返事のない手紙

サイゴンのシクロドライバー、マイさんと2度の出会い。
一度は自宅まで呼ばれました。
彼の誕生日に、バースデイカードを送りました。
宛先不明で返送されてきました。
メコンの村で出会ったアオザイ姿の女子大生から来た、美しい手紙。
素晴らしい英語で書かれている未来の夢。
メール文化など消えればいいなあ。
メールは仕事の分野専用に違いない。
アルジェのファチハさんに出した手紙。
2か月過ぎても返事がきません。
アルジェリアの政情からして無理なのでしょうか。
手紙文化は人間の最後の温かい気持ちの交流でしょうか。
愛の告白にも、別れにもいい舞台です。
ださなかった手紙の数も相当にあります。
出せばよかった、と思う手紙。
出さないほうが良かったと思う手紙。
今では数少ない手紙による交流。
一概に素敵な方が多いようです。
特に女性に多い、素敵な人達。
今日の午後、雨の中、文を書いている内に、やがて夕暮れ。
メンデルスゾーンのバイオリンが泣かせます。
ポーランドに出かけた2005年を思い出しながら。
手紙をペンで書く。
自分の精神を深く刻む。
自分と出会ういい機会です。
軽薄なメールの文字。高圧的になりやすいメールの特質。
自分の手で相手に思いを伝える事の楽しさに乾杯。
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by lautrec2kagoshima | 2010-03-07 15:48

hello good bye

友人の自動車の命が間もなく終わろうとしている。
18万キロの歴史に幕が降りるそうだ。
初めて開けたドア、新車独特の匂いと、わくわくする期待感。
まるで恋に瓜二つだ。
恋した瞬間のあのドキドキと似てる。
修復できない訳じゃないが、部品にかかる経費から判断したそうだ。
最後にその車で見る風景は何?
ウインドウから切り取る風景はどこ?
それは恋の終わりに似ている。
最後のまなざしが死ぬまで心に残る。
車も人生で何台も巡り合う。
恋人も何人も巡り合う。
しかし、一台、一人となると、何が唯一、残るものだろうか。
愛した車、愛した女じゃない。
どうしても忘れられない車と女がいる。
23年の伴侶、MGBが私の手元を離れた冬の午後。
東京へ売られた。
私はそのあとを追う。
キャリーが左折した瞬間、視界から消える。
愛した女を見送る切ない、最後の哀しみ。
18万キロの美しい肢体はどこへ消えていくのだろうか。
すべての生き物や物には命の終わりがある、と知りつつ。
別れは儚い。
最後の旅、最後の演奏、最後の仕事。
最後の呼吸でホントの最後か。
友よ、別れは辛い。
愛した車がプレゼントした数えきれない思い出を忘れないで。
MGBが私にくれた多くの思い出。
まさに走る恋人だった。
いつか恋も終わる。
いつか自分も終わる。
なんと美しい人生
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か。
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by lautrec2kagoshima | 2010-03-06 18:44

,コイン箱

1971年からの旅芸人。
いつの間にか、小銭だけの国ができました。
数えると、40くらいの国を旅してる途中に、両替したり。 
特に収集癖はないのですが、とりあえず、コインコレクション用に、買いました。
特に英国貨幣は見るたびに思う事です。
安フラットの電気は、50ペンス貨幣を専用箱に入れます。
すると、2時間くらいは電気が作動するのです。
1度に10枚入れると、2日くらいは持ちました。
夜中に突然、停電?
ではなくて、コインが切れたのです。
万が一、50ペンスコインがないと、朝まで暗くて寒いロンドンです。
 電気ストーブも切れて、頼るのは寝袋だけです。
コインでおやつを買い、ゲームをしたり。楽しい貧乏生活でした。
ユーロ導入以来、いろいろな国のコインも消えました。
町のインチキな両替屋も消えました。
今、自分のお釣りとして残るコインを眺めると、いろいろと、思い出す旅芸人の私。
出会い、そして別れ。
旅はこの繰り返し。
日常も旅です。
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by lautrec2kagoshima | 2010-03-05 16:48

ワインの流通機構

最近のワイン輸入は直輸入が主流です。
現地に商社を法人で設立
現地の人を雇い、時にぶどう畑をも始めています。
チリや東欧の安いワインに押されて、フランスワインは苦戦。
しかし、フランスワインは不滅です。
ボルドーやブルゴーニュの名前のあるシャトー物が、今では容易に。
200あるボルドーのシャトー。
車で走れど、走れど、ぶどう畑でした。
夕暮れに、ルノー5に追突した私。
プジョー205のフロントはへこみ、私もへこみ。
マダム心配そうに降りてきます。
お怪我は?
車の弁償はどうしますか?
笑われました。
車は壊れるし、ぶつかるしね。平気よ。
じゃね、お気をつけてね。
フランス人の車は自分を守るためにあるのです。
新車からぶつかる運命にあるのです。
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by lautrec2kagoshima | 2010-03-01 18:10

アイデア

進化する料理の世界。
5,6種のメニュの選定にも時間がかかります。
スープとサラダ、そしてステーキ、という単純とは異なります。
フランスからのマガジン、ニューヨークからのトレンド。
このゴミヨー、というフランス料理のガイド。
ミシュランがあまりに有名ですが、本国では純粋に評価を受けているガイドです。
賄賂もない、小さなガイド本。
20点満点での評価です。
ミシュランとかなり重なる評価でもあります。
私もこのガイドでよく、レストランを探します。
写真も何もない、文字だけの案内です。
得意なお皿、シェフの紹介、どんなジャンルかなど。さすがはフランス、味の評価の分岐点はハードルの高い世界。
ミシュランで長く1星を維持してる店は間違いなし、と言われます。
3星は値段、設備などの付帯も関係しています。
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by lautrec2kagoshima | 2010-03-01 17:40

私達夫婦が経営する南仏・地中海料理のお店「LAUTREC(ロートレック)」の毎日の様子を綴ります。


by lautrec2kagoshima