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今日で2009も終わりです。
木枯らしの吹く午後です。
24年目の今年は水没な世界状況でした。
その中で泳ぐための強い意志に火をともしながらの毎日でした。
誰も助けてくれない自営のスリルと愉悦のサンバ。
その背景に自由だけが張り付いています。
2009.
多くのゲスト達が私の自由を支えてくださいました。
私の生命はすべてゲスト達の支援にあります。
それを思うと、いかに満足させられる事が大切か。
開店以来、数十度のフランス訪問。
それもすべてがゲスト達の支援になるものです。
それを思うと、彼らにどう感謝していいのか分かりません。
ギター、車、自転車、ペン、航空券、パリのホテル、3星レストラン、すべてが支援されて。
2010.
今年以上にゲスト達に還元の毎日にしたいです。
生かされてる事がベースです。
寒い夜。
1972年のロンドンのフランス料理店の厨房。
成人式の日は地下で玉ねぎむきしていました。
地下からのぞいた英国の冬空。
今日の天気そのものです。孤独なロンドン。
今も内面は孤独です。
燃える情熱を感じる大みそかです。
merci,tout les mondes.皆様に感謝します。
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by lautrec2kagoshima | 2009-12-31 16:46

スイングした2009

12月26日で一応の仕事はおわりました。
今年は新作志向でした。
とはいえ、半分フランス体質の私は、どうしても基本を外す事ができません。
子羊のローストが個人的には、うまいと感想。
また今年ほどのワインの消費量は初めてでした。
ボルドー、ラングドック、を中心にシャトウ物が人気でした。
ヘビーなワインには、伝統的な味が合いました。
わくわくする調理前のハートはジャズ演奏前の気分と似ています。
2010.
フランスに出かける事にします。
このままじゃ面白くないし、知らない味を知りたいもの。
パリを中心にイルドフランス地方を歩きたいもの。
2009年も終幕。
フランス料理に初めて出会ったロンドンのボンドストリートのレストラン。
知らない事柄のなんと多い事か。
最後まで無知に等しいでしょう。
奥深い世界です。
1秒の世界です。
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by lautrec2kagoshima | 2009-12-28 17:44

退屈は禁物

田舎に住むと、マンネリが一番の敵です。
料理でも音楽でも同じことです。
刺激のない世界に成長はほとんどありません。
東京でジャズ狂の頃、周りにはいい演奏家がたくさんいました。
ライブのお客は半分はジャズ関係者です。
分からぬ人に聴かせるほど退屈はありません
料理も同じです。
食べることの好きな人、どんなものも食べてみたい人。
楽しみで食卓に着く人。
そんな人に作る事程、楽しいものはありません。
この町に料理仲間は誰一人いません。
フランスのブルゴーニュ地方の料理を話す人がいません。
唯一、毎月送られてくる本国の専門書が刺激です。
音楽はボサノバの仲間、フルート奏者が刺激剤です。
どんなテンポもどんな民族性の高い曲でも、ヒントを与えてくれます。
その安定したリズムと豊かな音楽性に起因する感性は刺激です。
刺激がないと、成長は停止です。
深夜にめくるフランスの本。
朝6時に布団の中で決める今夜の献立。
長い長い習慣です。
さらに刺激を求めてフランスへ飛びますか。
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by lautrec2kagoshima | 2009-12-19 23:38

2009ゴール

寒い季節の到来です。

朝7時の厨房はまるで氷の世界。
パリの冬の厨房はマイナス5度。
カフェオレをどんぶりで飲んだ頃です。
すべてが手作りと不思議がられる私のレストラン。
ほとんどが出来合いを使う店だらけに堕落した最近。
お客が来ない一つの原因です。
昨年の今と比較して今年は若干の増加です。
いらしたお客様をどこまで満足させられるか。
今年の最大のテーマ、そして高等遊びでした。
レストランは劇場です。
演出家と聴衆の出会いの場所です。
最近ナビでいらしたお客様がありました。
いわゆる飛び込みです。
さあ、お楽しみ。
最高のおもてなしと料理。
ええい、フォアグラもエスカルゴも出番だ。
帰る頃、次の予約を頂く。
こちらの勝ちです。
いよいよクリスマス。
常連はクリスマスの後に見えます。
賢い方法です。
多忙を避けて、スローな時に来るのです。
さらに丁寧な新作。
さて明日からの新作にかかります。
今夜はジャズとデザインの時間です。
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by lautrec2kagoshima | 2009-12-17 22:27

年賀状

恒例の年賀状書きの季節です。
愛用のモンブラン146と149、ボルドー赤と紺。
そして住所録。
最初に住所と名前を書き始めます。
この時点では楽勝です。
反対側に回ります。
あけましておめでとう、謹賀新年。。当たり前なので、省略です。
一人ひとりに手紙風に思いを込めて書き始めます。
最後の印鑑と1900年代初頭の欧州のスタンプを押します。
この手紙書きでの年賀を楽しみにしてる人が案外、多いものです。
ありきたりの印刷、写真、個性のない紙きれの多いご時世です。
そこまで手を抜くのなら、出さないほうがいいような気もするのですが。
せめて、自筆で名前と短文があれば、と贅沢。
そうか、年賀状は単なる儀礼でした。
忙しい時代、パソコン時代です、簡単に済ませるのも知恵です。
後20円の切手を張ると、海外に出せます。
フランス、英国、ドイツ、カンボジア、韓国。。
日本のデザインの年賀状が喜ばれます。
と言いながら、反対側に回り、道は険しい、険しい。
手紙数百人分は、いい仕事です。
インクの量は十分、あとは気力あるのみ。
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by lautrec2kagoshima | 2009-12-06 20:45

クリスマスメニュ

12月、今年最後の月です。
いつもと異なり、忘年会を兼ねた食事会が人気です。
今月からニューヨークで創刊された、ボナペチ、という料理本が届きました。
アメリカのセレブ達御愛用のレストランとそのメニュの紹介です。
パリと比較して、その量が多いのと、アメリカらしいフランス料理です。
つまり、フランス本国は地方料理ですが、アメリカはドーンとフランス色を出した感じ。
編集はフランス人もいるせいか、レシピは本国仕様です。
パリが本店の現代フランス料理はクリスマス特集です。
チーズやフォアグラ、パテやテリーヌなどの伝統、そして北アフリカのクスクスやタジン。
タジンも今やフランス人の大好物の一つです。
肉団子とオレンジのソースで煮込んだ砂漠の民の味です。
アフリカ旅行中、良く食べました。
ここでも作りたいのですが、受けるかどうか。
今年は伝統に斬新を加えて、モダンジャズなインプロビゼーションがテーマです。
捕らわれない構成とダリ風な仕上げでしばし遊んでみたいもの。
フランス病が最近、激しく心臓を刺激しています。
2010年は一つ飛んでみましょう。
ホテル暮らしじゃなく、友人のアパートか昔の恋人宅か?
とりあえず、12月は総仕上げに満足な料理で終わりたいものです。
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by lautrec2kagoshima | 2009-12-01 22:30

私達夫婦が経営する南仏・地中海料理のお店「LAUTREC(ロートレック)」の毎日の様子を綴ります。


by lautrec2kagoshima