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パソコン回復記

水に濡れたパソコン。
水であらゆる情報が水没しました。
アドレスの管理できない無知な私です。
たくさんの友人のアドレスをガンジス河に流してしまいました。
2度と手に入らない絆です。
と同時に、妙に身軽にもなりました。
所詮、独居に近い生活の現在です。
4,5日の間、パソコンなしの生活でした。
若い頃読んで感動した本、森の生活を思うことでした。
ソローの不朽の名書です。
ジャーナリストの彼が、数年間、すべての媒体から離脱し、湖の家で一人暮らしの記録です。
今でも岩波書店から出ている19世紀のバイブルです。
今こそ読まれてもいい本でしょう。
情報に流される現代人を揶揄してるともいえます。
パソコンのない時間、久しぶりにいくつかの手紙を書きました。
万年筆で刻む自己のありようを,紙に打ち込む作業です。
パソコンに機械打ちするのとは正反対です。
次回の水没ではパソコンと永遠にさらば、です。
もしこの文章を読まれた方は、お手数ですが、メールを頂けませんでしょうか。
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by lautrec2kagoshima | 2009-06-30 15:54

パソコン故障のお知らせ

現在、パソコンが故障しております。

したがって、皆様からのメールをチェックすることが出来ません。

つきましては、予約のお客様は当店へお電話して頂きます様、宜しくお願い申し上げます。

★当店の電話番号は 0994-43-9432 です。

ご迷惑をお掛けして、誠に申し訳ありません。

パソコンが復旧しましたら、改めてお知らせ致します。


2009年6月24日


レストラン ロートレック

シェフ 薗田和久
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by lautrec2kagoshima | 2009-06-24 17:46 | レストラン便り

太宰治生誕100年

20歳の冬の深夜。
津軽の夜行に一人乗った。
津軽鉄道に乗り換えて、金木下車。
彼の生まれた家を訪問した。
大雪の中、家の前で遊ぶ少年がいた。
2人で雪合戦をする。
君、名前はなんというの?
津島です。ああ、そう。太宰治の本名だよね。
はい、親戚です。
その頃、東京で放蕩してた私を誘惑したのが,太宰治。
筑摩書房の全集を買い込み、ぼろアパートで読んでいた。
作品津軽を読み、自分の足でその軌跡をたどりたいと決めた。
大雪の蟹田とか、竜飛を一人で歩いた。
太宰が今、若者に受ける理由がなんとなく、分りそうな気がする。
本音や真実を誰にでも話せないご時勢。
ブログで自分の言いたい事だけを喋る孤立感と隔絶感、無常感。
太宰を読むと、自分の気持ちを受け止めてくれそうな気になる。
ブログはテポドン的だ。
誰も相手にしてくれない、虚しい一人事。独楽だ。
太宰は若者の心境を受け止めてくれる稀有な存在かもしれない。
津軽から再び、夜行で東京へ。
今でも深い雪に足をとられた感触が忘れられない。
走れメロス。
舞台はシチリアのシラクーザ。
私はシラクーザのギリシャ円形劇場に座り、その物語を思い出した。
ついでにアルキメデスの愛した池も覗いた。
太宰は時代を超えて、ストーリーテーラーだ。
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by lautrec2kagoshima | 2009-06-22 22:12

料理教室15年目

何を作ろうか?
季節が先ず主題になる。
基本は家庭で作れるメニュ、さらに家庭で容易に作れるもの
私自身、料理学校に行った事が無いので、教わるという感覚がいまだ、分らない。
音楽も語学も独学、独歩。
習うのは、何でもほんのさわりに過ぎない。
旅、絵、恋、何でも独学。
誰がそんなもの教えてくれるものか。
他人のアドバイスに従うと、路頭に迷う事になりかねない。
村上龍の新刊の一部。
教室も説明は簡単明瞭、実践がすべて。
ベーニェと呼ばれるフランス伝統のフリット。
カンパチをオリーブオイルとハーブでマリネ。
シチリアのサバとズッキーニのパスタ。
夏らしいメニュの完成。
フランス料理の原点は南イタリアにある。
3度のシチリア訪問でそれが理解できた。
美味しさは、どこで、だれと、なにを、の3拍子がポイント。
最近の田舎のレストランや料亭は出来合いが蔓延してる。
出来合いは悪いとは言わないが、それは無料の場合のみ。
出来合いを判別できない味覚は問題外です。
先日の料亭。ご飯とお刺身のみが。。。
ほかは完全に誰かが工場でつくり、冷凍保存して運んできたもの。
どこまでも貧しいわが国の食事情です。
中国製の餃子が一番似合う?
教室では自分の手になるものだけを作ります。
皆さんでわいわい、と食べ尽くす。
満足の後、虚ろな目つきです。
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by lautrec2kagoshima | 2009-06-21 09:38

戸井十月のバイクの旅

戸井十月がポルトガルのロカ岬から、バイクでユーラシア大陸横断に出る。
チェゲバラの取材や、世界をバイクで駆けた人だ。
形にはまらない、自由人として憧れの人。
薄い生き方じゃなく、厚くて太い生き方。
結果じゃなく、プロセスに全てがある、という。
23歳の私が夢中だった、シルクロード。
その頃、NHKでシルクロードが評判になる。
NHKプロジューサーの鈴木氏の会に参加した事も。
とりわけ、楼蘭の少女のミイラに魅せられた。
地中海のローマ時代の壷の引き上げの話も愉快だった。
鈴木氏の苦労話や楽しい記憶が今でも新しい。
いつか楼蘭の少女に会いに行こうと、思っていた。
戸井十月は今回、ロプノールやトルファンを経由してアジアへ向うらしい。
死ぬまでの宿題がまだ、少しだが残されている。
飛ぶ機会が訪れるまで、充分に充電。
エネルギーの満杯で、飛び立つ。
旅の途中でそのまま、天国が理想。
そのまま砂漠で乾くのも悪くない。
乾いていつか誰かが見つけて笑うのもいい。
世の全ての物は、ごみでしかない。
心のみが唯一の財産に違いない。
戸井十月は私のグル、引導師だ。
天空を駆ける巨人だ。
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by lautrec2kagoshima | 2009-06-18 20:42

世界のヤフーで遊ぶ

1台のパソコンでいかに遊ぶか。
英国製の幌車の部品が届きました。
代理店の無い、保障無しの車に乗る唯一の方法。
それは現地調達しかありません。
貧弱な英語での交信です。
好きな車だけに、どうしても乗りたいというわがまま。
フランス料理の今を知りたい。
フランスヤフーの料理コーナーの奥深い事。
何でも入手できる知識と実際。
ジャズベースの演奏法を知りたく、ニューヨークのライブハウスへ。
そのサイトから演奏家に案内される。
バイーヤ地方の古い音楽を知りたい。
その歌詞やコードを知りたい。
ブラジルヤフーの次元の高いこと。
パソコンの利用法はほとんど知らない私。
世界のヤフーを旅するのが楽しみです。
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by lautrec2kagoshima | 2009-06-10 22:27

2人の恋人

2人の恋人、つまり2台のスポーツカーを所有する友人の話。
2台とも幌の素敵な淑女、どこから見ても浮世離れしてる。
質問してみる。
どちらをより愛していますか?
今入手したばかりなので、分りません・
実は私も以前、2台の幌の素敵なスポーツカーを所有してた。
2台平行して愛せる訳がありません。
だんだんと、好きな方へ流れていきました。
同時に2人の女や男を愛し、精神と肉体まで受け入れられる男娼や娼婦役
その役が出来たら2台を並列に愛せたでしょうが。
不器用な私は関心の無い1台を売りました。
やはり、心も含めて全てを捧げられるのは僅かに1台のみです。
倒錯者以外は1台が限界。
その1台が去り、再び英国から到着したセダン。
これも敗者となりました。
純粋に愛せる対象は唯一、一人1台です。
今後、友人の下に残るのは、果たしてどの恋人でしょう。
僅か1台。案外、人間は不器用なものです。
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by lautrec2kagoshima | 2009-06-07 21:06

アイデアの出所

何か新しいメニュは無いものか?
食客のために、何か驚かせるようなメニュは無いものか?
本国の料理本がフランスより届く。
最新の現地メニュを読むのが楽しみ。
辞書片手に、どれどれとうなずきながら読む。
日本のフランス料理本やネットで検索した内容とは歴然とした差がある。
特長は素材の扱いと処理の仕方が違う。
また地方の伝統料理がよく紹介されている。
ノルマンデイやボルドーの古い伝統食も紹介。
ほぼ全土のフランスを回遊した私は毎月の本を読むのも仕事。
MGクラブのマガジン、毎月英国より届く。
6月号は私の筆による記事が登場。これで4回目だ。
適当なあいまいな貧しい英語で書く。
多分、ライターは大笑いだろう。
訂正もしてくれてるようだし、20年間のクラブ員を大切にしてくれている。
夕べ、ひさしぶりにドラマーが参加。
コルトレーンの名演奏で有名なMY FAVORITE THINGS.
ピアノのマッコイタイナーの左手を上手くコピーするピアノ氏
モードの転開から転調していくスリル。
許せば朝まで演奏してたい曲。
3人が輪廻転生してアドリブの大波に乗り、天国へ飛ぶ。
世のエクスタシーで最大級。
やがてべーシストはその快楽で絶滅、滅亡して泡となる。
ジャズと料理は最大の快楽。女より遥かに真実。嘘も限界も存在しない。
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by lautrec2kagoshima | 2009-06-04 21:04

私達夫婦が経営する南仏・地中海料理のお店「LAUTREC(ロートレック)」の毎日の様子を綴ります。


by lautrec2kagoshima