カテゴリ:レストラン便り( 14 )

残り時間

明日は私が生まれた日、らしい。
暑い夏の7月後半にここで生を受けた。
この地で生きた31年間。
皆様に助けられた31年間。
来年早い時期に終わる事にします。
東京に住まいを見つけました。
残りの人生を今度は蓄積した英語と世界を子供たちに。
個人的には、思い入れの深い第2の故郷、フランスで学びたい。
1年に1か月程度、在仏して言葉だけじゃなく、文化の深層を探りたい。
2013年のフランスの旅以来、真剣?に取り組んだフランス語。
もう用意はできました。
後は滞在する場所の選定。
運よくブルターニュの友人達の誘いで、そこに滞在するでしょうか。
昼間は何かお手伝いでもしたり、学校に通ったり。
残り時間を有効に使う事には才能も必要か、と。
さて、ここのレストラン、思いは深く、やめたくはありません。
お客様がいつもここをご指定してくださる以上。
ま、いろいろ考える最近です。
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この夏からジャズトリオのベーシストとして、再開しました。
何でも挑戦、駄目でもともと。
フランスへ帰ろう。
東京へ帰ろう。
さらば、故郷の川や山。
気持ちはここに置いて行こう。

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by lautrec2kagoshima | 2017-07-22 17:00 | レストラン便り

パリ18区

18区はパリでもまだまだ戦前を引きずる地区です。
観光客もいない、パリの素顔に出会える風景がそこには。
1985年に撮影したものです。
写真が語りかけるフランス人の生き方。
静かに暮らす人々の、何か凄さを感じます。
何物にも翻弄されない豊かさでしょう。
いつまでも座り、会話してる人達です
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by lautrec2kagoshima | 2014-04-10 14:12 | レストラン便り

トレトール。

最近の傾向。
自宅まで配達する。
赤ちゃんや高齢者のために配達します。
フランス時代はよく会社のパーテイでいろいろと作りました。
2通りの方法があります。
一つはここで完成させて、その料理を持参。
一つはその家の厨房で私が調理する。
お皿からグラス、材料、ワインすべてを持参します。
これはもう大仕事です。
塩コショウからオイルに始まります。
大体、他人の台所を使うのが不便の始まり。
20名の祝宴までしました。
テーブルにナイフフォークを並べる作業からスタート。
夜の7時開演だと、3時には到着します。
今回はこちらで制作したものを持参しました。
オードブル、デザートを中心に。
出前で調理する仕事は前の夜から用意周到に。
それでも忘れ物が。。
いつぞやクリームと塩を忘れてしまいました。
取りに帰る時間は往復1時間。
もう涙です。
夜9時に終わり、すべてを終うのは11時。
喜ばれるだけでもう満足です。
よばれる家は広くて豪邸?ですので仕事はし易いです。
それでも人の家で料理するのは非日常な出来事です。
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by lautrec2kagoshima | 2014-04-09 19:59 | レストラン便り

パソコン故障のお知らせ

現在、パソコンが故障しております。

したがって、皆様からのメールをチェックすることが出来ません。

つきましては、予約のお客様は当店へお電話して頂きます様、宜しくお願い申し上げます。

★当店の電話番号は 0994-43-9432 です。

ご迷惑をお掛けして、誠に申し訳ありません。

パソコンが復旧しましたら、改めてお知らせ致します。


2009年6月24日


レストラン ロートレック

シェフ 薗田和久
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by lautrec2kagoshima | 2009-06-24 17:46 | レストラン便り

プロバンスのハーブ

20年前のニース。
ハーブの専門店での事。
勧められたのがこの乾燥ハーブ。
ローズマリー、フェンネル、タイムなどの南仏のハーブ達。
蓋を開けて、匂いをかぐと、全身にプロバンスが広がります。
ニースやマルセイユの市場にいる感じです。
フランス訪問の度に買い求めます。
主に肉をオリーブオイルでマリネする際に使います。
このオイルとの相性は抜群です。
いぜんはガラス瓶の容器でしたが、今はプラス製です。
私の調理の強い味方です。
この香りを嗅ぐと、初心に帰れるから単純細胞です。
軽いのでトランクに沢山詰めて帰ります。
またパン粉に加えてオーブンで焼くと、いい香りが立ち込めます。
HERBES de PROVENCE.
製造はアビニオンです。
アビニオンは100年間、ローマ教皇が住んでいました。
時計台広場にいいレストランがあります。
またアビニオンの橋の近くにフィリペパークという世界的有名なケーキ屋が。
昔、この町もうろうろしていました
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by lautrec2kagoshima | 2009-04-21 23:49 | レストラン便り

マスタードが来た

フランス人の味覚に訴求する要素のひとつ。
それがマスタードです。
マスタードの名産地、Dijon産のひとつです。
かつて訪問したその町は市内の至るところにマスタード屋が。
量り売りで買えるぐらいに愛されていました。
日本の味噌のようでした。
その町で食べた野生の鴨。
旅籠やの主人が捕獲した鴨です。
マスタードとの相性が最高です。
昨夜のゲストに鴨とこのマスタードで挑戦しました。
粒マスタードの食感も適度にいい物でした。
素材の探求は限界がありません。
パリムフタール市場の胡椒もいいです。
エデイアールの胡椒も勿論、素晴らしいです。
フォーションの胡椒も、ボンマルシェの胡椒も。
予算も財産も豊かなルイの料理人なら、毎日、その市場に行けるでしょう。
ジパングに暮す私はせいぜい、フランスの定番を東京から待つのみです。
しかし、素材は命です。
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by lautrec2kagoshima | 2009-04-21 08:32 | レストラン便り

食の記録

どこで何を食べたか、仕事柄、その印象を書き留める。
フランスの田舎からサイゴンの中華にいたるまで。
35年分の記録がノート30冊以上になった。
味の記憶度は其れなりに向上したはず。
ただ味はその日の体調や気分で大きく変化するもの。
ペリグーのサルラというフォアグラで世界一の町。
プジョーで300キロ走行の後、念願のそれを賞味した。
残念ながら食事中に睡魔が襲った。
ロートレック美術館を後にして、ランチをしがないビストロでいただいた。
鴨の凡百な味にもかかわらず、記憶に残る時間。
それは学芸員に案内されて彼の傑作を堪能したからだろう。
それにしても、よく食べて描写したものだ。
振り返る楽しさ、そして、もうこんな時間は再来しないという哀しさ。
いつかまとめたい、とこの頃。
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by lautrec2kagoshima | 2009-03-01 08:26 | レストラン便り
南仏アルルのランチより 
魚のスープ、スープドポアソン。
ゴミヨーで評価されてる小さなレストラン。
どこか私のつくるスープと似ている。
パリで食べたスープに比較して海の匂いが残り、野生の味がする。
2杯も食べてしまう。アイヨリも昨日のマルセイユのと比べて、遥かに上手い。
帆立貝のエスカロープ、野菜ソース。
ガルニチュールに野菜のジュリエンヌをゆがいて、帆立はバターでソテ。
ソースは人参ノピューレとクリームでやや重い感じ。
フランス人の好みか、若干、塩が飛び出してる感じだ。
デザートは洋ナシの赤ワイン煮。これは普通だ。
ソースの量がもう少しすくなくてもいいか。
サービスの女性がとても感じのいい人だった。
第一印象でそうおもわせるのはプロの第一条件である。
プロバンスの皿の色がとても美しい。
アルルのレストランは地方色豊かな食材で満たされていた
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by lautrec2kagoshima | 2009-02-23 21:24 | レストラン便り

舞台は真冬の釜山

元旦の夕方、とぼとぼと釜山の裏道を歩く私。
旧市街で家並みが複雑なため、自分の安旅館を失う。
すみません、三和旅館探しています。
ああ、連れていきますよ、と初老の男。
私、延岡で育ちました。
かなりの日本語を話せる人だ。
ここで主人公はいつもの気を許す場面。
ここですよ、とその男。
カムサンミダ。
ところで夕飯まだでしょう?
いいところご存知ですか?
ああ、地元だし、詳しいよ、と男。
海辺のひなびた地元民でにぎわう食堂へ。
なにやら韓国語で注文が始まる。
ひらめ、かに、あわび、新鮮な魚介が並ぶ。
刺身も大盛りだ。
男は大瓶の焼酎を頼んだ。
おあいそ、と私。
赤ら顔の男はさっさと出て行く。
ワー、高いよ。
すでに手遅れ状態です。
チュニスの教訓、役立たずです。
翌朝、田舎へ向う釜山駅での事。
すみません、少しお金貸してください。
これも初老の男。
私を信用して。これが住まいの住所です。
1000円出すと、もう少しだけ。。
韓国でもむしり取られそうになりました。
旅に出たら無心される事の覚悟です。
インドの喜捨と思えばいいのでしょう。
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by lautrec2kagoshima | 2009-02-18 17:49 | レストラン便り

英国料理は不味い?

ロンドンに1年すんでいました。
何を食べてたのか、その記憶がありません。
ソーホーの中華だけが印象です。
ボンドストリートのフランスレストランの地下で皿洗いの私。
料理人がフランス人でしたので、それは美味しいものでした・
フランスパンと牛
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の赤ワイン煮。
シェフがソースが一番手間とお金がかかってる、という。
だから、パンにつけてソースは全部食べるように、と教えました。
休みの日はウィンピーと呼ばれるハンバーガー店に。
すると、英国人の友達が、フィシュアンドチップスが上手いという。
はじめて食べた伝統の英国ご飯。
北海でとれたたらのフライとジャガイモのフリット。
タルタルソースやトマトソースをつけるだけ。
食べなれると、不思議に美味しく思えてきました。
それから英国を訪ねるたびにフィシュアンドチップスです。
老若男女が昼も夜も真剣に食べてる姿。
フランス人に見せてみたいものです。
けなげに飽きもせず、人生終わるまで食べるわけです。
最近の調査。フィシュアンドチップスだけが売り上げを伸ばしているそうな。
安くは無いんだけど、手軽にこれしかないのが現状。
しかし、世界に誇る食べ物は朝食です。
イギリスパン、ジャム、紅茶。ベーコン。卵料理。
銀のお皿、スプーン、美味しい牛乳。。
暗い冬、狭くて寒いフラットで食べたパンと紅茶。
ドーバーを越えると、命がけの食いしん坊、フランス野郎が暮す。
2年前、パリに招待した英国人夫妻とフランス料理しました。
その感動ぶり。分るような気がします。写真は英国人のアン。料理不得意。
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by lautrec2kagoshima | 2009-02-11 18:19 | レストラン便り

私達夫婦が経営する南仏・地中海料理のお店「LAUTREC(ロートレック)」の毎日の様子を綴ります。


by lautrec2kagoshima