なりたかった職業。

なんで料理人になったのか、と、一番多い質問。
ロンドンで学生時代フランス料理でバイトしてたから?
いいえ。
ちょうど20歳の1月の成人式の日。
暗い地下の厨房で朝から玉ねぎを剥いてた。
大きな袋一つ。
まかないに牛の赤ワイン煮が出る。
バゲットと食べる。
うん、うまいもんだ。
イタリア料理店ではカウンターで働いた。
英国紳士がいつも私のために新聞を置いて行った。
彼は一人で紅茶を飲みにきていた。
で、今の仕事の動機?
かっこよくいうと、食文化はあらゆる文明の中で最古なんだ。
その最古を探る旅をギリシャ文明から紐解いた。
北アフリカ、ギリシャあたりの古代ギリシャ、ローマ時代の遺跡を巡る。
博物館でその時代彼らの食文化と器を見る。
すると、何を食べていたのか、が面白くなる。
じゃ、それを自分で作ってみよう。
そんな単純明快な理由。
大学生の頃はジャーナリスト志望で世界を歩きたかった。
でも、この仕事も世界を歩くのも仕事となる。
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第2の希望職は郵便配達。
アメリカの小説、郵便配達夫は2度ベルを鳴らす。。。。
1990年代はまだメールのない頃。
自分の想いを相手に託すには郵便しか方法はない。
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その想いを届ける仕事だ。
芥川龍之介は手紙を書くのが楽しみだった。
彼曰く、つまり、自分自身に書いてるんだよね、と。
フランスの配達夫は田舎では、病院と連携している。
つまり、薬を一人暮らしの人に届けるのだ。
この自転車は電動。
買いたいので配達夫に尋ねると、本局にどうぞ、と言われた。

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by lautrec2kagoshima | 2018-04-20 11:00

私達夫婦が経営する南仏・地中海料理のお店「LAUTREC(ロートレック)」の毎日の様子を綴ります。


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