渡仏40年の時間

20歳でロンドンに暮らし始めて40年の時間。
人生の余りの短かさにこのごろ驚くばかり。
フランスに暮らした1985年から6年。
以来、何度渡仏したのか、数えてもないくらい。
変わらぬフランス。
変わる日本。
私の愛するフランス料理は地元民の通う下町のレストラン。
気取らぬ、それでいて歴史と伝統を背負うフレンチだ。
日本のフレンチ、と言われる料理は本国にはない。
飾りに力を向けて味を後回しにしたような料理。
小さな盛り付けには、食べる、というエネルギーは感じられない?
食べる、の原点は生命を保持すること。
肉、魚、野菜。
台地や海のエネルギーを使い切ること。
いつもフランスに行くと、そんな料理に出会う。
シェフやお店の人達のあの元気が、料理に反映している。
一つの素材から何百の味が出せるのも面白い。
最近、ジャズにも再燃。
コントラバスの響き、ソロの瞬間はいい女と過ごした記憶が。
ジャズはセクシーそのもの。
女の形をしたコントラバス。
35年前、日本の天才坂本氏が製作した楽器だ。
ジャズとフランス料理。
まるで夫婦の関係に似てる。
相反しつつ融和する関係か。
秋。
今,ノルマンデイの冬の料理に沈没中。
ポークが主役。リンゴも主役。
次回のフランスの電車やホテル、レストランの予約もそろそろ
自転車で走る川。まるでパリのシテ島だ、といつも思う。
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by lautrec2kagoshima | 2015-10-23 21:16

私達夫婦が経営する南仏・地中海料理のお店「LAUTREC(ロートレック)」の毎日の様子を綴ります。


by lautrec2kagoshima