1981年秋チュニジアに飛んだ。

エーゲ海のミコノス島で飯してたら。
隣のギリシャ人が言う。
トルコが無血クーデターらしい。
翌日、イスタンブールに飛ぶ予定の私。
急きょ、中止となる。
アテネの町をさ迷ううちに、チュニジア行きのバルカン航空券を買う。
安い、危ない、落ちる?
それを覚悟でソビエト製の古い機体に乗り込んだ。
チュニス空港に降り立つ。
アラブの色、アラブの匂い。
そこから東欧製の古い電車に乗る。
運命の町、エルジェェムで降りた。
ローマ時代のコロセオが立つ。
その頃は裸足で旅してた。
目の不自由な老人とメロンを食う。
当時はほとんど片言のフランス語だった。
裸足で南へ下る。
ヒッチハイクで。。
何もしない時間、人生を理想とする私は旅を生きる中心に置いた。
今でもそれは変わらない。
何も要らぬ。
何も欲しい物無し。
欲しいのは時間だけか。
人に料理で夢を贈る。
できるだけシンプルな生活。
今日の午後。
台風のような強い風の中、自転車で川を走る。
鴨達が風に流される。
抵抗しても流される。
それをいつまでも眺める。ついに笑う。
風の中、自転車は進まない。
心臓が踊る。
風に負けない、負けない。
今夜はチュニジアに手紙書き。
フランス語で書いて見よう。
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by lautrec2kagoshima | 2014-03-13 20:42

私達夫婦が経営する南仏・地中海料理のお店「LAUTREC(ロートレック)」の毎日の様子を綴ります。


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