毎日毎日鯛焼き君。

ほとんど毎朝6時。
NHKFMでバロックを聴く。
お、今朝はルイ王朝時代の朝ご飯の時の音楽特集。
ベルサイユのあの場所を思う。
まだ半分は夢心地。
さーて。
今朝はパンを焼く日だ。
全粒粉にオレンジの皮を入れたほうがいいか?
夜の新作はどうする?
半過去の使い方はどうだった?
手元の辞典を見つける。
年賀状はすべて手書きだけど、先週届いたモンブランインクでいくか?
それともボルドー色か。
まだまだ起きたくない。
猫のイブがあいさつに来る。毎朝定期便だ。
私の顔をツメでなでる。起きろ、起きろ、の命令。
2人で階段を下りる。
7時50分、厨房に入る。
夕べのカフェにミルクを入れて飲む。
フランス時代からの習慣。1日も欠かさない。
Cdでフランス語を聞きだす。
眠い頭に何も響かず。
粉を測り始める。間違うなよ。
塩を忘れた。
砂糖を忘れた。
いままで何回もあった。
塩のないパンは人を悲しませるくらいにひどい。
ミキサーが回り出す。
一人で寒い厨房で孤独なもの?
1時間後にオーブンに入れた。
焼ける匂いが私を幸せにする。
毎朝毎朝、まるで人工人間のように繰り返す。
最後の朝まで同じ作業。
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by lautrec2kagoshima | 2013-12-14 14:02

私達夫婦が経営する南仏・地中海料理のお店「LAUTREC(ロートレック)」の毎日の様子を綴ります。


by lautrec2kagoshima