10本の指で

すべての作業は10本の指。
頭脳からの命令を正確に感知して瞬間に吐き出す。
手から離脱した音達は天空に舞い上がりだす。
そこにはもう人はいない。
高千穂の神楽を思っていた。
現実の時間はすでに消えさる。
縄文の時が悠々と流れだす。
時計で生活してる現実時間とは大きくかい離してる。
目を閉じると、ブラームスがこちらに歩いてくるようだ。
音に感動するのではなく、音が自分を遠い世界に連れていく。
手。
その手は神の許しを得た者だけが表現者になりえるのか。
現実の世界はうまいとかどうとかのレベルでしかない。
2人の音は微妙なずれや、時に共鳴が混在する。
今年2回目の演奏会。
今回は前回と比較して私を未知の寓話物語にまで案内した。
音楽は頭で聴くより、自分の全身を音にゆだねるのが心地いい。
フレーズの最後の音が鮮烈だと、次の展開が期待できる。
手。
物を作る。
音を作る。
字を書く。絵を描く。
詞を書く。
何より人を愛せる。
恋人の髪に触れる。
手から伝わる事は生きてるすべてか。
チェロとピアノはその音域からして人の心の底を這う。
終わりと共に現実に引き戻される。
時に神の音ではるかなる幽玄な世界で遊ぶのもいいものだ
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by lautrec2kagoshima | 2013-12-08 21:10

私達夫婦が経営する南仏・地中海料理のお店「LAUTREC(ロートレック)」の毎日の様子を綴ります。


by lautrec2kagoshima