タルトレットの朝

パートシュクレと呼ばれる生地を2日前に作る。
今朝。
延す。
2日のお休みは生地にやさしい。
うまく延びた。
半径2センチほどのタルト生地。
パリのレストランで朝から2人のフランス野郎とこつこつ。
モンマルトルの屋根裏から120段の階段を下りてね。
冬はまだ暗い。
モンマルトルの墓のそばを通る。
空にはまだお月さまが出てる。
道沿いにはアラブの男達が清掃中だ。
朝6時前に地下の厨房に潜る。
パリの夜は冬だと午後4時。
今日も明るい空を見ないで終わる。
このタルト。
カフェの最後に出す。
カスタードにラムを加えてイチゴを乗せる。
農耕民族、ガリア人の昔から菓子が大好きだったらしい。
フランス人家族としばらく暮らした。
おい、デザートがないよ。
じゃんけんして寒い中、ケーキやに誰かが走る。
タルトや焼き菓子が一番に愛されてる。
一口で食べられるこのタルト。
飲み込む瞬間に広がる味覚の原点。
最後に濃いカフェで。
この瞬間に相応しい音楽?
今でも大人気のビゼー。
私もお墓参りに行った。
寒い寒い冬。
ペールラシェーズにショパンと共にいる。
かつてはパリコミューンで死んだ市民のお墓。
タルトを試食すると、こんな想いがあの時代に飛ぶ。
空想以上に楽しい映画はないし、何しろ自分が主人公
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by lautrec2kagoshima | 2013-11-26 17:37

私達夫婦が経営する南仏・地中海料理のお店「LAUTREC(ロートレック)」の毎日の様子を綴ります。


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