国を離れる寸前の鬼ヤンマ

外に出かける手段は飛行機のみです。
毎回、搭乗する直前にトイレ。
ここで今後の旅の心が決まります。
完全に一人。
10日間は一人。
日本語なし。
英語、フランス語にイタリア語をちゃんぽんにしての旅の始まり。
以前、2週間の間、イタリアでイタリア語だけで旅した。
1年間のイタリア語学習は役立ったか?
答え。
おおいに役立った。
しかし、帰国後はそのほとんどを忘れた。
その意味は深い。
基本がないから、理解してないだけ。
さて、飛行機に乗る。
福岡で乗り換える。
2時間後にベトナム航空でサイゴンに向かう。
午後3時。
機体は揺れながらメコンに落ちていく。
茶色の水すれすれに落ちる。
サイゴンの35度温水につかる。
ボロボロタクシーに乗り、いつもの8ドルのホテルに向かう。
知り合いのシクロマンや、女達と再会する。
旅はもう頂点に登りだす。
おや?雨だ。サイゴンに雨が落ちる。
シクロマンのバイクに乗り、チョロンへ飯に行く。
雷雨に打たれながら、わたしはビニールをかぶる。
いつもの中華で飯を食らう。
午後11時。
ホテルでシャワーしてタクシーで空港に向かう。
雨しぶきが道を洪水化してる。
いつものサイゴン。雨が涙に見える。
これから10時間かけてパリのシャルルドゴール空港に向かう。
深夜のサイゴンの町が雨に煙る。
小さい、弱い町の灯はまるでろうそく。
サイゴンを離れる夜はいつも切ない。
好きな女と最後に愛し合った、そんな甘い匂いがする。
10日後、またこの町に戻る。
それまでさらば。
飛行機に乗る。
落ちないで。。
いつも心の中で祈る。
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by lautrec2kagoshima | 2013-10-20 21:27

私達夫婦が経営する南仏・地中海料理のお店「LAUTREC(ロートレック)」の毎日の様子を綴ります。


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