東京再現ジャズ

16日夜、永井隆雄を迎えて久しぶりにジャズライブ。
リハーサルもほどほどに音友と雑談に花が咲く
新宿ピットイン。
懐かしいというか、プロの登竜門だった。
あの頃。
二人で六本木や新宿をジャズしてた。
あの情熱的な表現法は変わらない。
余裕が生まれて、自由が泳いでる。
彼の演奏は文学的だ。
序破急が明確に浮かび上がる。
相手が投げかける音に私も反応する。
音楽も料理も恋も相手次第だ。
相手不在じゃ何も出てこないばかりか、時間の無駄だ。
会話を可能にする彼の組立方。
それを支えるドラムの繊細さ。
時間を忘れて宇宙で遊んだ夜。
来年もやる。
Softly,as in a morning sunrise.
Bye bye blackbird
Alone together
Dark eyes
I`ll remember April
Close to you.
Blue bossa.
You do`nt know what love is
Autumn Leaves
Au privave.
私達が東京で夜な夜な演奏してた曲ばかりだ。
熱い演奏は40名のお客様を虜?にした?
ジャズとの出会いは奇蹟をも生む。
Alone together.
ただ二人で、が邦題。
ベースとピアノでの演奏だ。
私がテーマを弾いた。
男がベース。
女がピアノ。
呼吸が合わないと崩れる関係。
ここまで呼吸が合う恋人はそういないだろう。
相手の音を確かめながら、音を探していく。
ジャズは私自身だ。


[PR]
# by lautrec2kagoshima | 2018-09-20 20:05

死ぬまでに読破したい本

アルベールカミュの異邦人。L`etranger.
日本語では何回か読んで見た。
それも学生時代にサルトルに感化されて、かっこつけで。
彼の生まれたアルジェリアのオランに私は時を過ごした。
舞台はアルジェ郊外の養老院。
ある日、ママンが死んだ、で始まる。
これを何を思ったか、フランス語原文で読み始めた。
一行一行ノートに原文を書きとる。
辞典は原則使わない、と決めたが。。。。
ヘミングウェイと似て、軽妙な文体だが、その意味は深い。
深夜にカミュと話をする感覚。
時間はあるけど、根性不足だ。
わざわざ、フランス語で読む理由。
日本語では感じられない言葉の繊細さ。
私は仕事は、特にレシピはフランス語で書く。
でないと、想像が浮かばないから。
やはり言語は大切だ。
フランス人女性とセーヌを歩く時はフランス語が似合う。
日本人女性と食事するときは日本語が似合う。
言葉の面白さは興味が枯れない。
私がフランス語を追いかける理由。
もう一度、青春を?



[PR]
# by lautrec2kagoshima | 2018-09-13 09:16

女医さんと定例食事

月に1度。
今回はオカラが主題。
オカラのラタツイユ。
オカラのハンバーグ。
キムチと豚肉、キャベツのゴマオイルでソテ。
かぼちゃのピューレ。
食物繊維を意識しての献立。
世間にはびこる健康レストラン。
基本は食べておいしい。
それが減塩だの低カロリーだの、わかってる事を妙に強調してる。
食べておいしい、が私の理念、当たり前か。
で、何やらバンクーバーの寿司やとか雑談が美味しい。
食事中は食事の話はご法度。
これフランスの常識。
食べる時食べる話ほどまずいもんはないし。
1時間、なんだこうだ、とか世間話で盛り上がる。
翌日、先生が言われた。
ほんとに消化がいいのか、調子がいいですよ。
医家の直言は心に響いた。


[PR]
# by lautrec2kagoshima | 2018-09-12 08:53
今月号月刊文春特集。
100パーセント体にいい食品。
ウナギ、カツオ、マグロ、トリむな肉、オリーブオイル。豆乳。
納豆、豆腐、酢、チーズ、コーヒーなど。
その調理方法が肝心。
蒸す、煮る、ゆでる。
これが理想の過熱法。
直火で加熱した場合、糖尿病リスク、肥満リスクはかなり上昇する。
魚は生で食べるのが理想。
肉はしゃぶしゃぶでいただくのもいい方法。
たまにはステーキ。
直火ではなくフライパンで加熱する。
老けない食品をどのように調理するか。
今後の私の仕事の指針になる。
例えば牛乳の代わりに有機豆乳を飲む。
パンにはオリーブオイルをつけて食べる。
油で揚げる食べ物は厳禁。
と、なかなか厳しい指摘も。
食べ物だけじゃ健康は維持できないから、運動も必要だ。
糖分は基本的に避けるようにする。
この基本を押さえると、メニュがどんどん浮かぶ。
健康な体は自覚が必要だけど、無理はしない程度に。
ただ、日本はインスタント食品や飯屋が多すぎる。
出来合いが多すぎる。
外食も選択法が必要です。

[PR]
# by lautrec2kagoshima | 2018-09-05 07:36

未来の仕事のために

健康な体は便通から始まる。 
とは知ってたものの。
2月のアンジェでの便秘には苦しんだ。
毎日毎日、フランス料理ばかり食らってた。
旅の終点で、最大の便秘が。
日本でも経験したことのない便秘。
便意はあるが、そこが終点。
ミルクやチーズを食べた。
カマンベールやブルチーズ。
効果なし。
死ぬ思いで帰国した。
f0196856_11492341.jpg
未来の仕事からなんと刺激を受けた。
毎日。
玄米。ヨーグルト。ナッツ類、野菜。
これらを中心に食べると、途端に便秘解消が始まる。
自分の体の単純さを笑う。
案外、人体は単純なのか。
口から補給する栄養が自分を支える唯一の方法だ。
おかげ様なのか、精神まで軽くなった。
日常の食事。
神経質になることはないけど、単純にいいものを食べるといい。
旅の途中、便秘は今回かなり苦しんだ。
いい教訓になった。
アンジェのホテルで苦しんだ3日間。
マイナス7度の空気を吸い、ロアール川を散歩した。
けど、便秘が私を苦しめた。

[PR]
# by lautrec2kagoshima | 2018-09-03 11:49

ギタートリオライブ

昨夜はギターライブでのトリオ。
いつもはピアノトリオが多い。
実はギターとベースは相性がいい。
ジムホールとロンカーター。
最高の組み合わせ。
最近、バニーケッセル風に演奏する人に再会した。
随分前の事だ。
以来、うわさは聞こえてた。
今年の夏。
二人は再燃したのである。
気持ちが合う。音楽性が合う。信頼し合う。精神性に共通点がある。
恋人でいえば、ありえない人間模様。
恋人は錯覚で誰でもよい。突然の気紛れだからだ。
音楽はそうはいかない。
まず音を出してみる。
最初の一音で決まる。
この相棒は何を弾いてもスイングする。
最後はスペイン。
リハーサル1回で済ます。
本番。
記憶に残る演奏だった。

[PR]
# by lautrec2kagoshima | 2018-08-26 15:05

海の散歩

この15年余り。
10キロ離れた海に通う。
鉄道線路沿いのサイクリングロード。
季節ごとに周囲が変化する。
突然、広がる錦江湾。
冬はどんよりの厚い雲。
秋は茜色。
春は光る海。
夏は輝く海。
嬉しい時、悲しい時、。
夏は朝がいい。
この夏は夜に行った。
対岸に見える灯。まるでゴッホのローヌ川の夜景みたいだ。
仮想で恋人を連れて散歩する。
二人で星を追いかける。
お月様のない夜は潮騒に二人の気持ちを溶け込ませる。
この夏、ホタルが飛んでた。
その小さな光を二人で追いかける。
いつの間にか闇夜に消える。
夜の海。誰もいない海。
静かな海。まるでリオのイパネマ海岸だ。
おや?
隣の恋人はもういない。
ホタルと共に消えて行った。
秋。またこの海に行こう。


[PR]
# by lautrec2kagoshima | 2018-08-18 09:16

Au revoir,goodbye,さよなら

生きてると必ず終わりが来る。
フランス修業の最後の日。
パトロンと最後の別れをした。
今日までいろいろ教えてくださり、ありがとうございました。
仕事がきつくて毎日毎日帰りたいなあ、と思ってた事が懐かしい。
20歳で単独英国に渡る前の日。
麹町女子高のまりと荒川沿いを散歩した。
また会おう。
私にはこの恋は終わり、と決めてた。
まりは泣いてた。
少しだけ英国に行く気持ちが揺らいだけど。
ロンドンに手紙が届いたけど、返事はしないままで終わる。
その頃、19歳のブリジットと恋に落ちた。
慣れない外国語で語り尽くした。
家にも招かれた。2度ほど。
それから私は長い旅に出た。スペイン、アフリカ、イタリア。
泊まるユースホステルに必ずブリジットから手紙が届いてた。
約束してた、スペインの旅。
欧州地図に残る、愛の約束。
果たせぬまま、私は帰国した。
帰国後、しばらくして運悪く恋につかまる。
今度はその子が英国に数年間暮らす事に。
すべてはどちらかが遠い国に旅立つことで、私達は終わったものだ。
振り返ると、時間限定だから、真剣に生きたのかなあ、と思う。
以来、多くの旅をした。
その最後の夜。
その旅をいつも振りかえる。
生きてきた事の実感。ここに自分はいるんだ、という唯一の確信。
どんな場面にも最後がある。
最後は天国への階段を上る時だけど。
この2月。寒い朝、アグネスとさよならした。
短い時間だからこそ、いつまでも手を振る。
Au revoir.フランス語でまた会おう。
会う事はないんだけど、せめて、こういいたいという気持ち。
いくつかの恋も見事に終わり、博物館に行った。
思い出す事さえ忘れたけど。
でも最後は美しく終わるのが生きる美学でしょう。


[PR]
# by lautrec2kagoshima | 2018-08-14 14:10

新しさへの挑戦

昨夜は気分を変えたくて新しい料理に挑戦した。
慣れた料理は安心して作れるが。
たまに刺激剤に新しいものを作る。
参考は定期のフランスより送られる現代フランス料理。
この中には作りたいものが山積してる。
昨夜は完璧に近い南仏料理を目指した。
なんせニースに通う事5,6回。
イタリアに近いせいか、その影響は大。
作り終えて、帰るころは暑さも忘れる。
新しい料理は出会ったばかりのイカシタ女に似てる。
わくわく。
ドキドキ。
一度きりの刺激調味料。
何度も同じメニュを作る内にやがて、飽きがくる。
何度も同じ女と飯を食うと、飽きが来る。
ジャズも、料理も女も繰り返しは必然、飽きが来るものだ。
飽きが来るころに新しい料理やジャズに向かうと、生き返る。
昨夜は鮮度のいい作品ができた、と思ったが。
今朝、ああすれば、と後悔。
夏の日の恋。
秋風が吹くころに終わるのが良い、と誰かが言った?
人は飽きる生き物。
だから発明や改革や、工夫や、が生まれたのだろう。
ジャズも料理も恋もすべて幻想即興曲だ。
だから生きるのは楽しい。
瞬間瞬間を全身で味わう事に尽きる。

[PR]
# by lautrec2kagoshima | 2018-08-13 16:28

お手軽な時代

レストランも出来合い時代が来て、もう久しい。
何でもインスタントにできる産業。
インスタントは便利。
味はまあまあ。
そのまあまあ、で育った人達は本物の味は知らない。
知らないから、インスタントはますます繁盛する仕組みか。
例えばパリに観光で行く。
ガイド本が山のように買える。
行く前からガイドで知り尽くす。
現場ではそのガイド本と照合する。
寂しいね。
モナリザの前で5分立ち尽くす。
何も考えずに。
それで十分なのに。
ガイド本は先入観を植え付けるだけ。
フランスに恋して長い時間がたった。
それでも未知の部分がほとんどだ。
知らないで終わるとも思う。
だから知りたいのだろう。
ロビュションが亡くなった。
本物の料理人がまた消えた。
ボキューズも消えた。
どの世界も本物が消えて行く気がする。
最後のパリはいつだろうか。
アンリ4世広場でセーヌを見ながら青春した日々。
朝までフレンチキスしてた若い頃。
あの頃の恋は激しい努力が必要だった?
インスタント文明は人類を滅ぼすかな。

[PR]
# by lautrec2kagoshima | 2018-08-10 17:11

私達夫婦が経営する南仏・地中海料理のお店「LAUTREC(ロートレック)」の毎日の様子を綴ります。


by lautrec2kagoshima