2017年の記憶

日常は軽く過ぎ去る。
あっ、という間に記憶は消えてしまう。
若い時分から、1年に1度は旅に出た。
今年はアルビのロートレックに会いにいった。
この数年、面倒な旅には疲れた。
以前はシチリアの村々まで行った。
今はシンプルに、迷子にならない程度に。
今年はフランス観光局の方にお世話になった。
言葉のハンデがない分、旅はスムースに行く。
その分、迷いが楽しい旅の本質を捨ててはいるが。
2月の渡仏もある意味、未来形としての形だ。
捨てるものは潔く捨てる。
身軽。余計な考えや付属する人間関係も軽くするんだ。
後20日余りで今年も終わる。
元旦の一番機で東京へ。
三菱美術館でロートレックと同時代のリトグラフ展へ。
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歩こう。歩こう。
最近、英国に暮らした若い女性と英語で話す機会に巡り合えた。
道具として、十分に使えるのが面白い。
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しかも、美人だ。これはポイントか。
普段、フランス語脳の私には英語が新鮮だ。
楽しい年末、風邪には気を付けよう。


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# by lautrec2kagoshima | 2017-12-06 20:29

クリスマス

フランス料理の舞台に最適なクリスマスが近い。
32回目のクリスマスだ。
いつの間にか、この季節。
おそらく最後か、そうじゃないか。
個人的には1985年のクリスマスにパリの友人宅でのお祭りが最後だった。
それ以降、すべての聖夜は仕事。
レストランは作る、サービスする。
この2点の完成度でゲストの満足レベルが決まる。
ゲストのキャラクターを素早く感知するのがサービスの才能だ。
昨夜は右手の不自由か方がお見えに。
食べやすく盛り付けるように要請がある。
肉は繊維に沿い、細かく切る。
相手に分からないように、心を配る。
などなど、サービスは奥が深い深い。
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若い料理人達が来た。
出来合いを多用してる、とわかる。
え?デザートも、パンも?
ここで作るのが不思議そう。
料理人の仕事は作ること。
この原点を忘れてる人がすぎだ。
パリで15年仕事してる知り合いが言う。
日本は何でも食べられる。
しかし、本物に出会う店が極端に少ない。
それは正解かな。
12月。今年最後の100メートル。


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# by lautrec2kagoshima | 2017-12-01 20:45
恒例の新酒祭りが2日間ここで盛大?に。
1年に1度のお祭りです。
お互いをそれぞれに自己紹介。
どこかで繋がる人間模様です。
最後に集合写真がとうとう。
今年が最後か、はたまた来年までするのか。
週末、深夜まで騒いだ私は、翌日の朝1番で東京へ。
腕試しの試験?
日曜日の朝、母校青学に到着。
はるか昔歩いた銀杏並木を歩く。
まさに青春の始まりだった。
田舎からの芋青年が歩くには、余りに都会的な雰囲気。
さて腕試しに、と机に試験開始を待つ。
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受験生がみんな私よりできそうな様子。
隣の受験生は、一橋大学の女子学生だ。
その勉強量は参考書の厚さでわかる。
こちらは薄い本だけ。
これじゃ、勝負はもう決まったも同然。
試験後、青山にある、天丼で有名な和食やに行く。
満足以外に言葉はない。
試験より天丼に万歳。
さて、年末。
徐々に予約も。
元旦の朝1番で東京へ。
2月は東京からフランスへ。
と、来年も行動の年だ。

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# by lautrec2kagoshima | 2017-11-27 19:10

生きてる、と思わせる人

最近、出会えた人に私の関心の底を突く人がいる、 
鹿児島生まれモータージャーナリストだ。
乗り物なら何でもジャーナル化してしまう。
自動車から戦闘機まで、幅広い。
かつてはどうもイタリアの音楽院でオルガンを学んでいたとか、じゃないとか。
日常は軽めの、ミスタービーン的な行動思考。
しかし、文章を書く本業はなかなか硬派だ。
出版本もメジャーで発刊されてる。
ま、こんな人はこの世にいるだろう。
しかし、彼の生命を支えている食事内容。多様性の中に笑いと真実がいい味を出している。
彼が料理人だと、この世界でも成功するはず。
ただし、途中で味見が身を滅ぼすだろう。
健啖家ゆえにお客に料理がたどりつく可能性は低い。
彼の弟は芸大からエコールノルマルまで走り、テンポよく生きてきた。
私と3人でここでモンマルトル町内会を開催した過去も。
世に愉快で知性ぎりぎりで生きてるモータージャーナリスト氏は私の伝道師だ。
何が?伝道?
愉快に生きる秘訣を伝授してくれるから。
あ?ボジョレヌーボー。
どうしよう。 
定員をはるかに超えて、金曜日深夜まで大騒ぎ。
翌日は1番で東京だった。


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# by lautrec2kagoshima | 2017-11-10 17:10

引退

引退宣言の後。 
嬉しい事に、やめるな、まだまだ元気じゃん。
気持ちが揺らぐのは、仕方ないですが。
32年の歴史は人生の活躍時間のすべてだ。
自分の仕事が成功したのか、そうでもなかったのか。
正解は総合してみないと判定はできないが。
支店はなし、今は従業員なし。
自分ですべてを管理する、社長さんで足軽さん。
パンから全部を作る優等生?
フランスではインスタント出来合いを出す料理店は、国から認定書がもらえない。
カフェデフロールの唯一日本人Y氏が言う。
東京には何でもある。
しかし、ないものがある。
え?
本物。
分かる気がするなあ。
すべてを作るのが料理人の最低の責任だから。
昨夜は若いパン職人が来た。
来年、ボルドーに武者修行に。
目の前の利益を追わない。
すると、稼げる人になれる。
そうだ、引退宣言か。
止めるつもりは100.
金より時間が欲しい。
金も欲しいが、時間は買えない。
金は物しか買えない。
物は何もいらない。
すると、やはり時間が一番だ。
東京とフランスの往復にもいつかは飽きが来るだろう。
東京は15年住んだ故郷。
残された時間、お客様達と大騒ぎしましょう。

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# by lautrec2kagoshima | 2017-10-27 21:01
昨日、若いパリ在住の料理人と語った。
私のいた頃とはまるで恵まれている。
給料は出る、部屋代もでる。
日本企業がフランスに根を張れる時代だからこそ。
レストランを経営する本体に就職ができるんです。
おそらく完全なフランス社会にいるんじゃないと思うが。
私の頃はすべて周りがフランス人だった。
言葉の壁にぶつかった。
仕事を離れると仲間の外にいる以外になかった。
日本企業環境だと、片言英語で済むらしい。
勿論、ビザはない。
不法労働で、何とかしてフランス文化、料理を盗もう、とやってきた。
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今は、その点、恵まれすぎか。
しかし。
恵まれている事がすべていいのか、と考える。
この料理人は、若いのに、上京からすべて自分のバイトでここまで来た。
親の援助はほとんどゼロ。
今どきのだめな子供達は親がかりだから。
外国で何かを学ぶ、そのために親が援助?
日本独特の甘えの構造だ。
そこから金を稼げるまでの才能はなかなか生まれない。
苦労は若い時代は面白い。
久々に元気な若者に出会う。
若者は荒野を歩こう。
時間制限のある命だし。
すぐに閉幕する舞台だし。
と、自分を激励する朝。
さて。今からカフェとパンだ。
ビバルデイを聴いてると平穏な気分になる。
ベネチアには4度もいった。
ビバルデイの演奏会にも行った。
ゴンドラに乗り、私がカンツオーネを歌った。
さあ、仕事に向かおう。

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# by lautrec2kagoshima | 2017-10-13 07:20

どうした?

おう、どうした?
2月、パリで会った同郷の奴。
娘と高校でクラスメート。
東京のフランス大使館に労働ビザを受領に、との事。
32年前の自分と重なる。
青春。
パリで5年くらいは頑張るそうだ。
来年、また会おう。
へ、パリ5区に暮らしてるんだ。
ソルボンヌのそばだね。
俺たち、学問にはとんと縁はないけど。
ま、いいよね。
夢に向かう青年と語るのは楽しいね。
第2の人生。
そちらに行くから、そこで待つように。
彼は英語は使えるけど、仏語は。。
やはり、仏語ができないとふつごう?
そりゃそうだ、フランス文化を知る最低手段だからね。
お互いに頑張ろう。

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# by lautrec2kagoshima | 2017-10-12 18:25

どうした?

おう、どうした?
2月、パリで会った同郷の奴。
娘と高校でクラスメート。
東京のフランス大使館に労働ビザを受領に、との事。
32年前の自分と重なる。
青春。
パリで5年くらいは頑張るそうだ。
来年、また会おう。
へ、パリ5区に暮らしてるんだ。
ソルボンヌのそばだね。
俺たち、学問にはとんと縁はないけど。
ま、いいよね。
夢に向かう青年と語るのは楽しいね。
第2の人生。
そちらに行くから、そこで待つように。
彼は英語は使えるけど、仏語は。。
やはり、仏語ができないとふつごう?
そりゃそうだ、フランス文化を知る最低手段だからね。
お互いに頑張ろう。

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# by lautrec2kagoshima | 2017-10-12 18:25

最後に桜島を走る

休日。天気は晴れ。 
自宅から自転車に乗る。
垂水フェリーで鹿児島へ。
いつものランチと友人と。
そのあと、目の前に桜島がそびえたつ。
胸騒ぎと波の音で心を決める。
桜島へ渡ろう。
帰りを自転車で。
桜島を走るのは中学生以来だ。
桜島を左に見て楽しく。。
と思いきや、爆発だ。。
見る見る煙が上がる。
来た来た、ものすごい降灰だ。
坂道に差し掛かる。
髪は服は自転車は、灰だらけだ。
のどが渇く。
途中の見上げ品屋でポカリ補給。
すると、若い白人夫婦が灰の中を歩いてる。
すみません、鹿児島へバスで行きたいのですが。。
発音からしてアメリカ英語だ。
灰の中で英語が灰色に染まる。
しばらく話して別れる。
さあ、下り坂。
猛烈に灰から逃げる。
夕方、家にたどり着く。
何でも苦労、というか負荷をかけるとそのあとが楽しい。
来月はなんという運命か、青学でフランス語試験だ。
学生時代、成績はほとんど下だったから、たぶん落ちる。
落ちても、しょせん、遊びの分野だ、と慰める。
灰の下、錦江湾の青い海はあまりに美しい。

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# by lautrec2kagoshima | 2017-10-10 20:24

仮予約完了

来年2月。ブルターニュ行きの航空券を仮予約しました。国際線は330日前から予約ができるので、計画が立てやすいのが利点だ。2月は寒いので、席が取りやすいのと、ビジネスもやや格安。受け入れ先とも連絡が取れて、準備完了です。今、思う。外国語の大切さ。英語とフランス語は第2のパスポートだと。違う言葉を操ることの愉快さは最高の笑い。残り人生をフランスで、を夢に今日まで来ました。東京とフランスに橋を渡して33年です。残り1年余り。もう自分の責任で仕事をする事はない、と思う。だからこそ、今を生きよう。仕入れたフランスの材料、ハーブ類。秋。10月。さあ、秋に向かおう。さあ、フランス語と英語にさらに光をあてよう。
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# by lautrec2kagoshima | 2017-10-02 20:08

私達夫婦が経営する南仏・地中海料理のお店「LAUTREC(ロートレック)」の毎日の様子を綴ります。


by lautrec2kagoshima